「前例がない低視聴率」NHK大河『平清盛』10.2%ショック! いよいよ前人未到の一桁へ──
#ドラマ #大河ドラマ #平清盛
27日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』第21話の視聴率が10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ついに10%台に突入した。低視聴率にあえぐ同ドラマだったが、これまでのワーストは11.3%だった。これで、いよいよ一桁台も見えてきたのか。
「17話からスタートした第2部では、第19話で2カ月ぶりに14%台を記録したりして、回復の兆しもあったのですが、前回の第20話で再び11%台に落ち込むなど、持ち直したのもつかの間でしたね(苦笑)」(テレビ情報誌記者)
先頃も、同ドラマの舞台のひとつとなっている広島県の湯崎英彦知事が東京・渋谷のNHK放送センターを訪れ、「広島は大いに盛り上がっている。清盛ゆかりの厳島神社のある宮島で、ぜひロケをしてほしい。視聴率も伸びると思う」と激励したが、その甲斐むなしく、視聴率低迷にまるで歯止めがかからない。
「第21話では『保元の乱』をテーマに描かれ、戦闘シーンが盛り込まれた同ドラマのクライマックスのひとつだっただけに、盛り上がりが期待されたんですけどね。しかも、今月15日にはこの回の映像を一部“前倒し紹介”する形で、保元の乱を解説する特番も放送されるなどテコ入れが行われていたにもかかわらず、この体たらく。関係者の落胆も大きい」(同)
視聴率低迷の原因として画面が暗い、人物が汚い、役者の演技に難があるなど、これまでいくつも挙げられてきたが、なんといっても登場人物のなじみの薄さはいかんともし難いところ。そもそも、清盛自体が、幕末志士や戦国武将などと違って思い入れがしにくいキャラ。
「ここ数年の大河は、上野樹里主演の『江~姫たちの戦国~』や宮崎あおい主演の『篤姫』など、ソフトな作風のものが多かっただけに、あえて事実に忠実な骨太のドラマに挑んだのでしょう」(同)とはいうものの、結局はそれが仇となった格好だ。ちなみに歴代大河ドラマの最低視聴率記録は1994年の『花の乱』第20話の10.1%で、視聴率が一桁台を記録した前例はない。その意味では、清盛は前人未到の領域に突入しようとしているといっていい。
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