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【特集】AKB48 27thシングル選抜総選挙

AKB48の強さは「メッセージ力」 総選挙を行う真の理由の裏に潜む“承認欲求”の真実(前編)

 そして、前回の逆転劇から1年、2位で名前を呼ばれた大島優子は「『ひとり何枚も買って本当に総選挙と言えるのか?』『選挙はひとり1票じゃないか?』……ですが、私たちにとって票数というのは皆さんの“愛”です」と発言。世間の批判に自らメスを入れ、その上で、ファンの行動を“愛”だと完全肯定した。自ら矢面に立ち、批判を正面から受け止めながら、ファンに感謝を捧げたのだった。また、前田敦子の「私のことは嫌いでもAKB48は嫌いにならないでください」という言葉はエースの重圧を感じさせ、高橋みなみの「努力は必ず報われると、私はこの人生をもって証明します!!」というメッセージはAKB48グループ全体のリーダーを担う彼女の愚直な生き様を改めて世に知らしめた。

 年を増すごとに、メッセージ力にあふれた言葉を発信しているメンバーたち。互いの違いを認め合いながら、辛い時間も仲間とともに乗り越えてきたのがAKB48だ。その根底には、支えてくれるファンや周囲に人々への感謝、自分のためだけに努力するだけでなく、常に“誰かのために”成長してきた経緯があるのは言うまでもないだろう。

* * *

 承認欲求とAKB48の関係、総選挙後に起きた“聖地現象”、AKB48の最終目標に迫る後編へ続く。
(文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)

最終更新:2013/01/29 12:42
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