橋下徹の盟友・松井大阪府知事に‟裏口入学”の過去?
#雑誌 #出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
そうやって父親の敷いたレールの上で安穏として生きてきた。二世議員でカネにも不自由しないが、知事としての資質となると大きな問題を抱えているという。
昔の話とはいえ、裏口入学した者が「教育改革」をしようというのだから笑止千万である。
当然ながら、松井知事は取材に答えようとはしない。文春は「このような人物を、自身の知事後継者に据えた橋下市長の見識も疑われなければなるまい」と結ぶが、当然であろう。
週刊現代のように、橋下市長支持を前面に出すやり方はわからないでもないが、橋下徹自身はもちろんのこと、周囲にいる人間達の身辺調査も十分にやらないまま、野田政権がダメだから橋下にやらせてみろというのは、あまりにも無責任ではないかと、私も思う。
(文=元木昌彦)
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。
【著書】
編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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