橋下徹の盟友・松井大阪府知事に‟裏口入学”の過去?
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さらに、原発は停止しているときのほうがコストがかかり、原発関係費用を合計すると約3,600億円、今回東電が値上げで調達する年間6,000億円以上の資金の6割が、燃料費ではなく原発のために使われる「再稼働準備金」であると難じる。
原発再稼働を熱心に進める仙谷由人は、自ら設置した「東京電力に関する経営・財務調査委員会」などの委員長を歴任した弁護士・下河辺和彦を東電の新会長に起用したが、これではチェックアンドバランスが働くはずがないとする。
東電には原発事故で国民に深刻な被害を与え破綻状況にあるという意識などまったくないとも指摘する。最後の井戸川克隆双葉町町長の言葉が胸を打つ。
「職も収入も失って日々の生活に苦しんでいる町民に、政府は『賠償は東電の仕事だ』と知らんふり。その東電からの賠償は全く進んでいない。本来は避難、除染、復興の手順で取り組むべきなのに、耳当たりのいい復興の掛け声だけで避難や除染も棚ざらし。しかも全県に振りまかれた放射能について、政府は『無主物』という。持ち主がいないから、責任者もいない、市町村の責任で除染してくれという言い方です。政府も東電も被災者を救済する気がないことの証です。これが棄民じゃなくてなんでしょう」
新潮に「急浮上する『細野』新総理というジョーカー」という記事が載っているが、細野豪志原発相が総理候補だなんて、悪い“ジョーク”としか思えない。
今週のグランプリは、文春の松井一郎大阪府知事を告発する記事を推す。橋下徹大阪市長がえらいモテモテだが、その橋下の「大阪維新の会」を実質的に切り盛りし、幹事長を務める松井(48)大阪府知事に「裏口入学」の過去があったというのだから驚く。
松井は二世議員で、父・良夫は府議を六期、府議会議長を務めて息子・一郎に地盤を譲った。
松井の経歴は福岡工業大学卒業、福岡工業大学付属高校(現城東高校)卒業となっているが、実は地元八尾市の高美中学を卒業後、大阪工業大附属高校に進学したが不良行為が積み重なり退学になっていたのだ。
困った父親は、親しくしていた大阪府モーターボート競争会理事に相談を持ちかける。この父親はその昔、競艇の産みの親・笹川良一の運転手をしていたのだそうである。
その理事から福岡工業大学付属高校の編入試験を受けることを勧められ、今回、この告発をした良夫の元秘書と福岡へ行くのだ。
秘書がそこの理事を訪ねると、理事は机から茶封筒を取り出し、それを手渡した。それは明日行われる試験の問題用紙だった。
帰って松井に問題を解かせようとしたができず、仕方なく答えを丸暗記させたそうである。
それでも覚えは悪く、理事から「なんとか底上げして30点平均」だったと言われたそうだ。裏口入試にもようやく合格したのだ。
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