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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “逸見家のドラ息子”はいま

『5時に夢中!』卒業から1カ月半……“逸見家のドラ息子”逸見太郎はいま

――ちなみに、コメンテーターが反省会に参加することもあるんでしょうか?

逸見 ほとんどないですが、火曜日の岡本夏生さんだけは参加してましたね。岡本さんは、あとから加入されたということもありますが、一緒にみんなでつくっていこうねっていうタイプの方なので、「私も参加するわ!」って反省会に飛び込んできてました。

――そもそもコメンテーターが、ヒエラルキーの頂点に立つワイドショーも珍しいですね(笑)。

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逸見 不思議な番組ですよね。そういった番組のスタンスを身体で把握するのにも時間がかかりました。僕の個人的な意見でぶつかって、「おめぇの意見聞いてねえよ」ってさらに大変なことになったりして、「何これ……すごい世界に入っちゃったな」と思うことは多々ありましたよ(笑)。ただ、年下の僕が言うのもおこがましいですけど、皆さんピュアな方ばかりなんですよね。素直にしてるとぶつかることって、大人になると多いじゃないですか。そこをあえてぶつかっていってるところが、彼女たちの魅力なんだろうなって思います。その影響もあり、計算高い女性がどんどん嫌いになっていきましたから(笑)。

――女性といえば現在独身でいらっしゃいますが、ご予定は?

逸見 今まで週7で仕事してたのに、今は月2のラジオくらいなので、ファイナンスの部分を考えるとちょっと難しいなあと(笑)。父親が「金銭面で女性に迷惑をかけたくない」という人だったからなのか、僕も「金銭面は男性がサポートするんだ」っていう意識が強いんですよ。もしかしたら、時代錯誤なのかもしれないですけど……。

――では最後に、逸見さんにとって『5時に夢中!』とは?

逸見 「もっと日本語を勉強して、司会業を極めたい」と思わせてくれた番組ですね。以前は読書が苦手だったんですけど、今は本をまとめ買いして読むことが楽しくて。読書が生活に備わったことは、両親も喜んでくれてるんじゃないかなって思います。それに今、ライムスターのラップにハマッちゃって大変なんですよ。宇多丸(土曜日コメンテーター)さんにいただいたライブDVDを見たり、歌詞を読んでいると、面白い語彙をたくさんぶち込んでくるので楽しくて! 言葉を使ってパフォーマンスしている方々との出会いは、僕を変えてくれましたね。今は日本語を追求して、いつかまた司会業に生かしていけたらいいなと思ってます。
(取材・文=林タモツ/写真=後藤秀二)

●いつみ・たろう
1972年、東京生まれ。高校・大学時代をアメリカで過ごし、帰国後、北野武監督作品『HANA-BI』(98)にて役者デビュー。以後、俳優業のほかタレントとしても幅広く活躍中。今年3月、3年3カ月MCを務めた『5時に夢中!』(TOKYO MX)を卒業。父はフリーアナウンサーだった故・逸見政孝。松山千春の自伝的小説の舞台化『旅立ち~足寄より~』に、松山の恩師であるSTVラジオ・竹田健二ディレクターの上司・制作部長役で出演。公演は、7月30日~8月3日まで東京・草月ホール。

最終更新:2012/05/22 12:00
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