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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 瓜田、留置所ではVIP待遇?

「留置所ではVIP待遇でした」解き放たれた“元アウトローのカリスマ”瓜田純士を独占取材(前編)

「最初は一切読む気なかったけど、検閲で開封されちゃってるし、することないから読みました。差出人の内訳は、1~2割が知り合いからで、8~9割が全国のファンや知らない人からでした。ぶっちゃけ、読んで勇気づけられる部分もかなりあったかな。ちょうど3月の頭に松本少年刑務所から出てきた人からも手紙が届いていて、その人は僕の自叙伝『ドブネズミのバラード』をすり切れるほど読んだらしく、『出所したら瓜田さんに会いたいとずっと思っていたのに、僕が出た直後に逮捕のニュースがあり、ショックを受けました。必ず無罪で戻って来てください』と書かれていたり。あとは千葉刑務所に殺人で入っている僕の先輩からも『名前が売れて良かったじゃん。本の宣伝になったじゃん。なにしろ酒に酔って覚えていないんだから仕方がないよね』と呑気かました手紙が来て(笑)。でも最後には『何があっても20日間で終わらせるつもりでいなさいよ』とあって、勇気づけられましたね」

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──現実には16日間で出られたわけですが、今回逮捕されたことによって、デビューライブを控えていたバンドは空中分解してしまいましたね。

「はい。5月22日に予定されていた、川崎クラブチッタのライブが流れてしまった。ライブを楽しみにしていたバンドのメンバーや、当日一緒に出る予定だったほかのバンドの方々、そしてプロデューサーには申し訳ないという気持ちでいっぱいです。心苦しいし、もちろん反省もしています。秋に予定されていた出版が延期になってしまったことについても同様ですね。多くの人に迷惑をかけてしまい、みんなの夢を奪ってしまった。だから、これから名誉挽回するしかない。今の僕のネームバリューがあれば、絶対みんなの信用を取り戻せると思ってます」

──今年1月に出場した地下格闘技「BERSERKER」の会場で、アウトロー引退を宣言(記事参照)。その直後に警察沙汰を起こしたため、「裏切られた」という思いを抱いている人もいるかもしれません。

「BERSERKERで試合相手を務めてくれた内藤裕には、留置所を出た初日に謝って、彼からは『とにかく応援してる』というありがたい言葉をもらってます。バンドのメンバーにもちゃんと謝って、『純士さんだけの責任じゃない。心身ともに休めてください』という温かい言葉をもらってます。そういう筋は通してます」

──しかしその一方で、今回の逮捕を機に、瓜田さんに三行半を突きつけた人もいるようですね。

「容疑者として報道されただけなのに急に手のひらを返す、容疑者の僕を犯罪者のように扱い僕についてコメントする、今までさんざん僕のことを神輿かついできたくせにそれを下ろすようなマネをしてみせる。彼らがなぜそういうことをできたのかというと、僕が実刑行くと思ったからでしょう。案の定、僕が出てきた途端に、みんな何も言えなくなってしまった。あるいは、逮捕されたときに僕のことをああだこうだ書いていた人間が、出てきた途端に『心配してた』と電話してきたり。薄っぺらいし、バカバカしい。そいつらを見返すために、これから頑張ろうと思ってます」

──ファンへの謝罪は?

「ここでビッグニュースというか、楽しませちゃったらごめんなさいという予告がありまして。容疑者とはいえ世間を騒がせ、ファンの気持ちを裏切ってしまったのは事実です。だから、もしかしたら夏頃にまた、なんらかの地下格闘技興行に出て、そこでファンに対して正式に『すいませんでした』と謝るかもしれません。あと、音楽では、梅雨時にソロライブをやる予定です。日時や場所は未定ですけど、決まったらブログで告知しますんで楽しみにしていてください」

 事件についての言及は避けたが、そのほかの部分においては相変わらず“舌好調”な瓜田。後編では、釈放後の「旅」について、そして今後の展望について語ってもらおう。
後編につづく/取材・文=岡林敬太/撮影=島田十万)

最終更新:2013/05/01 21:04
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