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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > つくづく“角栄になれなかった男”
元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第136回

政治の流れは橋下徹へ? つくづく“角栄になれなかった男”小沢一郎

「『自分は無罪判決を得たけれども、みんなの苦労は決して忘れないから』ぐらいの労いの言葉はあってほしかったですね」

 また、小沢が消費税増税に反対していることに対しても、

「93年に著した『日本改造計画』では、消費税を10%にして所得税を半減させるという直間比率の見直しを謳い、細川政権では国民福祉税構想を打ち出した。ではなぜいま、増税に反対するのか。この問いに小沢元代表がどう答えるのかということが大きなポイントです」

 と、親分・小沢とは距離を置いているようだ。

 橋下と小沢との連携も、組むか組まないかの決定権は橋下にあるという。

「選挙で勝ち上がってきたメンバーを見てからの橋下さんのひと言が決め手になると思います。いずれにしろ、いまの勢いでは、橋下さんのほうが相手を選ぶ立場です」

 元秘書の言を、小沢はどう聞くのだろうか。

 政治ジャーナリストの後藤も、最後にこういっている。

「小沢氏から橋下氏に、もう『政治の流れ』は変わってしまったんだと思います」

 「毎日」は巻頭で「衆議院『300選挙区』当落」を予測しているが、その中で選挙プランナーの三浦博史は、維新の会をブレークさせるための「超サプライズ」は「ズバリ東京1区から橋下氏自らの出馬です」と言っている。

 そこにメディアの注目を集めて維新の会を全国的なブームにしていけば、相当な議席を取るというのである。

 党派別の議席獲得予測では、大阪維新の会が29、維新の会と近いみんなの党が35議席とると見ている。

 「現代」に戻ろう。3部では「好きでも嫌いでも『次の総理』橋下徹」だと言い切っている。

 これまでの20年、政界は「小沢か、非小沢か」で動いてきたが、これからは「橋下か、非橋下か」に変わるというのだ。

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