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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ヒロシ&小明のネガティブ対談!
【第33回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

ヒロシさんの至言「女の人はね、僕と約束してる日にカゼひくんですよ」

 そう! ふはははは! 早いんですよー! そうそう、こないだね、たまたまテレビでぼくの地元までロケに行ったんです。そしたらそこの観光協会かなんかで働いてる作業服の人が、「斉藤くん」って、ぼくの本名を呼んできてね、話聞いたら高校んときにヤリまくってた男で、「チッ」と思って終始覚えてないふりをしてやりましたね、ふははは! たまんなかったなアレは! 他にも「俺だよ、なんとかだよ」って言われて、「あ~あいつか」って分かっても気づかないふりをしますよ。一瞬「誰だっけ?」って間を空けてから、「あ~!」ってね。

──「当時の自分だって、お前なんて別に眼中になかったから」っていう強がり!

 そうそう、それがぼくの復讐です。たまんないです。今すごい幸せです。

──幸せが、暗い……! ヒロシさんは普通に職につこうと思ったことはないんですか?

 こういう仕事する人って、たぶん、普通の生活できない人たちでしょ? ぼくも一回だけサラリーマンになったんですけど、1カ月目で「辞めさせてくれ」って言いに行ったくらいだから、耐えられなかったんです。サラリーマンに。

──ちなみに、どういう仕事内容だったんですか?

 保険を売る仕事です。

──またずいぶん社交性の求められるものを!

 そう、知らないところにいっぱい電話しなきゃいけない。1カ月で心が折れて、出勤しないで家で寝てたんですけど、家に偉い人がきて、「おめえ何やってんだ!」って起こされて、「ああっ」って……。「せめて半年はやりなさい」って言われて、半年やって辞めました。

──さっきから他人とは思えないエピソードばかりです。性別と時空を超えて、すごく共感をしています。

 やっぱりねぇ、そういう人って話があいますよねぇ。だから、ダメなスパイラルがずーっと続くわけですよ。ぼくも、暗くてB型の人とよく話が合うからね。

──うわ、私、暗くてB型です……!

 そうでしょ(笑)? で、そういう人とばっか接してると、「こっちの思考が王道だ」って勘違いするようになるから、よくないんですよ。

──そうなんですよね。たまに明るい人たちと話すと、「うわ、自分ってゴミ」と実感して落ち込んだりします。

 そうそう。でもこっち側にいると、「やっぱおかしいよねー?」「あんなところであんなカラオケ歌うのおかしいよねー?」って。全然おかしくないんだけど、「わかるわかるー!」ってなるわけですよ、だから良くないんですよ。

――わああ、私だ、私がここにいる! 私はもう本当にますますヒロシさん大好きですよ!

 ほんとですか? なんだかうれしいなぁ。

──そんなところで、ちょっと私の相談に答えてほしいんですけどもー。

 無理ですよー。こっちが答えてもらいたいくらいですー。

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