ヒロシさんの至言「女の人はね、僕と約束してる日にカゼひくんですよ」
#インタビュー #小明 #大人よ教えて!
ヒ そう! ふはははは! 早いんですよー! そうそう、こないだね、たまたまテレビでぼくの地元までロケに行ったんです。そしたらそこの観光協会かなんかで働いてる作業服の人が、「斉藤くん」って、ぼくの本名を呼んできてね、話聞いたら高校んときにヤリまくってた男で、「チッ」と思って終始覚えてないふりをしてやりましたね、ふははは! たまんなかったなアレは! 他にも「俺だよ、なんとかだよ」って言われて、「あ~あいつか」って分かっても気づかないふりをしますよ。一瞬「誰だっけ?」って間を空けてから、「あ~!」ってね。
──「当時の自分だって、お前なんて別に眼中になかったから」っていう強がり!
ヒ そうそう、それがぼくの復讐です。たまんないです。今すごい幸せです。
──幸せが、暗い……! ヒロシさんは普通に職につこうと思ったことはないんですか?
ヒ こういう仕事する人って、たぶん、普通の生活できない人たちでしょ? ぼくも一回だけサラリーマンになったんですけど、1カ月目で「辞めさせてくれ」って言いに行ったくらいだから、耐えられなかったんです。サラリーマンに。
──ちなみに、どういう仕事内容だったんですか?
ヒ 保険を売る仕事です。
──またずいぶん社交性の求められるものを!
ヒ そう、知らないところにいっぱい電話しなきゃいけない。1カ月で心が折れて、出勤しないで家で寝てたんですけど、家に偉い人がきて、「おめえ何やってんだ!」って起こされて、「ああっ」って……。「せめて半年はやりなさい」って言われて、半年やって辞めました。
──さっきから他人とは思えないエピソードばかりです。性別と時空を超えて、すごく共感をしています。
ヒ やっぱりねぇ、そういう人って話があいますよねぇ。だから、ダメなスパイラルがずーっと続くわけですよ。ぼくも、暗くてB型の人とよく話が合うからね。
──うわ、私、暗くてB型です……!
ヒ そうでしょ(笑)? で、そういう人とばっか接してると、「こっちの思考が王道だ」って勘違いするようになるから、よくないんですよ。
──そうなんですよね。たまに明るい人たちと話すと、「うわ、自分ってゴミ」と実感して落ち込んだりします。
ヒ そうそう。でもこっち側にいると、「やっぱおかしいよねー?」「あんなところであんなカラオケ歌うのおかしいよねー?」って。全然おかしくないんだけど、「わかるわかるー!」ってなるわけですよ、だから良くないんですよ。
――わああ、私だ、私がここにいる! 私はもう本当にますますヒロシさん大好きですよ!
ヒ ほんとですか? なんだかうれしいなぁ。
──そんなところで、ちょっと私の相談に答えてほしいんですけどもー。
ヒ 無理ですよー。こっちが答えてもらいたいくらいですー。
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