ヒロシさんの至言「女の人はね、僕と約束してる日にカゼひくんですよ」
#インタビュー #小明 #大人よ教えて!
ヒ そうですよ!「一生」「死ぬまで」って言ってたの来ないんだから、死んだんだなって。死んでるんですよ、みんな。
──なんか……大変な人生ですね。
ヒ ほんとですよ。普通の人がぼくと同じ経験してきてたらね、どっかで自殺してますよ。
──父親が炭鉱で働いてる時点で、ちょっとこう、背負うものがありますもんね。
ヒ あるでしょ? 炭鉱ってきいて絵が浮かぶでしょ? なんかその風情が。
──うちの父親は炭鉱じゃないんですけど、地下鉄作業員の下請けの下請けで……。
ヒ ああっ、似たようなもんだよねぇ(うれしそう)。
──しかもリアルにそこをリストラされてるところとかを見てしまって、子供心に複雑でしたよ。ヒロシさんは、ご家族とは仲いい方ですか?
ヒ えっと、ぼく弟がいるんですけど、20数年話してないですね。会ってないです。
──あはは! 上京から一切連絡とってない感じ!
ヒ そうそう。こないだ実家に帰ったら知らない女の子がいて、「誰?」って聞いたら弟の子どもで、もう小学校4年生だって。それでぼくは弟の娘に人見知りして……しばらく無言でいたら「おじちゃん、しゃべんないんですね」ってボソって言われて……。
──子どもに敬語を使われるってのもまた妙に辛いですよね、いっそバカな子どもだったらよかったのに……。
ヒ そうなんですよね、ワーッ! って来てくれればまだ対応できたかもしれないけど、「しゃべんないんですね」って言われたら、もうたまらなくなって家を出ようとしたら、「おじちゃん、また遊びに行くんですか?」って言われて……会話はその二言だけでしたね。はぁ。
――あ、あはは……。あの、なんていうか、ヒロシさんは、テレビとインタビューではしゃべりが微妙にちがうんですね。
ヒ そうなんですよ……! ぼく、テレビ出ると緊張するんですよ、華やかでおしゃべり達者な人たちが並んる中になんて入って行けないじゃないですか? 打ち合わせだったらしゃべれるんです。けど、本番になったら黙って座ってるだけ。たまに振られて「ヒロシです……」って言うだけなんですよ。
──なんかこう、えーと、残念ですね……。
ヒ 残念なんですよ……。小学校のとき、クラスで「はい! はい!」って手を挙げるタイプじゃなかったでしょ?
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