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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 本・マンガ  > 禁断の映像“封印AV”の世界

なぜ発売されなかった? 知られざる事実が明らかになった『封印されたアダルトビデオ』

「事件が取りざたされていた時にも取材していたのですが、さらに深く取材したいと思い、被害に遭った女優を手当たり次第にあたって、なんとか当時のマネージャーの連絡先を聞き出したんですよ」

 かなり熱のこもった取材を行った本書だが、井川氏は、犯罪に関わるものを除けば封印されたAVには真摯に制作されているものが多いと話す。

「審査で落とされた作品の当事者からは、“今でも納得ができない”という言葉をよく聞きました。せっかく制作したのだから、世に出したいのは当然なんでしょう」

 まさに「足を使った」という言葉がよく似合う取材の結晶といえる本書。単にキワモノAVを並べただけではない、生の声を知ることができる貴重な資料となるだろう。
(取材・文=昼間たかし)

最終更新:2014/03/03 15:44
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