トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > スパルタンな「カツオのタタキ」
男のダジャレレシピ 第26回

初夏の新定番! スパルタンな「カツオの100タタキ」

IMGP2807.jpg

料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。

 「ただいまー! 頼まれた買い物してきたよー」

 「ありがとう。カツオのタタキは買ってきてくれた?」

IMGP2759.jpg

 「うん。なかなかウマそうなのがあったよ」

 「やった! この季節はやっぱり初カツオよね。どれどれ……コラー! ちょっと何これ!?」

 「何って、カツオのタタキだよ」

 「違うじゃない! これはカツオの刺身でしょ!」

IMGP2772.jpg

 「あ……。まあ、いいじゃん」

 「よくないわよ! 私が食べたかったのは、皮と身が香ばしく焼かれたカツオのタタキ! あなたをタタキにしてやろうか!?」

IMGP2780.jpg

 「スパルターン! ご、ごめん。こんな悪いカツオは、包丁で100タタキにしちゃおう!」

 「ちょっと、あなたが間違えたのが悪いのに、なんでカツオに八つ当たりしているのよ」

IMGP2794.jpg

 「えいえい! カツオのタタキの特徴である『焼く身』の代わりに、『薬味』を入れてと……」

 「え、これってまさか……」

 「はい! カツオの100タタキ! タタキはタタキでも、アジのタタキ風にしてみました。どうかこれでご勘弁を……」

IMGP2834.jpg

 「どれどれ、あら、おいしいじゃない! 普通のカツオのタタキよりも、アジのタタキよりも好きかも!」

 「よかったー。じゃあ、許してくれる?」

 「まあ今日のところは、このおいしさに免じて許してあげるわ。カツオだけに武士(ブシ)の情けよ!」

■材料 
・カツオの刺身
・タマネギ
・シソ
・生姜
・ニンニク
・味噌

■作り方
1、タマネギ、シソ、生姜、ニンニクをみじん切りにします。
2、カツオの刺身を包丁で叩き、1の薬味と味噌を加えて混ぜながら叩きます。
3、ポン酢かしょうゆをちょっとかけていただきます。

■玉置メモ
・アジのタタキ(ナメロウ)をカツオで作るという、新発想のカツオのタタキです。違いをわかりやすくするため、「カツオの100タタキ」と名付けました。

・ネギではなくタマネギを使うのと、隠し味に味噌を加えるのがポイントです。オリーブオイルやバルサミコ酢で洋風にしてもいいですね。

・ご飯の上に乗せてカツオのタタキ丼にしたら最高です。そこにお茶をかけてお茶漬けにしてもいいでしょう。ハンバーグのように焼いて、サンガ焼き(アジのナメロウを焼いたもの)風にするのもアリですね。

・とてもおいしかったのですが、せっかく買ってきたミョウガを入れ忘れたのが心残りです。
(文=玉置豊)

12
ページ上部へ戻る

配給映画