初夏の新定番! スパルタンな「カツオの100タタキ」
#男のダジャレレシピ
料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。
父 「ただいまー! 頼まれた買い物してきたよー」
母 「ありがとう。カツオのタタキは買ってきてくれた?」
父 「うん。なかなかウマそうなのがあったよ」
母 「やった! この季節はやっぱり初カツオよね。どれどれ……コラー! ちょっと何これ!?」
父 「何って、カツオのタタキだよ」
母 「違うじゃない! これはカツオの刺身でしょ!」
父 「あ……。まあ、いいじゃん」
母 「よくないわよ! 私が食べたかったのは、皮と身が香ばしく焼かれたカツオのタタキ! あなたをタタキにしてやろうか!?」
父 「スパルターン! ご、ごめん。こんな悪いカツオは、包丁で100タタキにしちゃおう!」
母 「ちょっと、あなたが間違えたのが悪いのに、なんでカツオに八つ当たりしているのよ」
父 「えいえい! カツオのタタキの特徴である『焼く身』の代わりに、『薬味』を入れてと……」
母 「え、これってまさか……」
父 「はい! カツオの100タタキ! タタキはタタキでも、アジのタタキ風にしてみました。どうかこれでご勘弁を……」
母 「どれどれ、あら、おいしいじゃない! 普通のカツオのタタキよりも、アジのタタキよりも好きかも!」
父 「よかったー。じゃあ、許してくれる?」
母 「まあ今日のところは、このおいしさに免じて許してあげるわ。カツオだけに武士(ブシ)の情けよ!」
■材料
・カツオの刺身
・タマネギ
・シソ
・生姜
・ニンニク
・味噌
■作り方
1、タマネギ、シソ、生姜、ニンニクをみじん切りにします。
2、カツオの刺身を包丁で叩き、1の薬味と味噌を加えて混ぜながら叩きます。
3、ポン酢かしょうゆをちょっとかけていただきます。
■玉置メモ
・アジのタタキ(ナメロウ)をカツオで作るという、新発想のカツオのタタキです。違いをわかりやすくするため、「カツオの100タタキ」と名付けました。
・ネギではなくタマネギを使うのと、隠し味に味噌を加えるのがポイントです。オリーブオイルやバルサミコ酢で洋風にしてもいいですね。
・ご飯の上に乗せてカツオのタタキ丼にしたら最高です。そこにお茶をかけてお茶漬けにしてもいいでしょう。ハンバーグのように焼いて、サンガ焼き(アジのナメロウを焼いたもの)風にするのもアリですね。
・とてもおいしかったのですが、せっかく買ってきたミョウガを入れ忘れたのが心残りです。
(文=玉置豊)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事