オダジョー主演『家族のうた』はなぜコケた? 春ドラマ徹底検証(後編)
#ドラマ #オダギリジョー
余談だが、『ママはアイドル!』で長男役だった永瀬正敏は、劇中では小泉今日子のファンという設定。「実際に結婚(&離婚)しちゃった永瀬ってすごいよなあ」「みぽりんもゴクミも、いまや日本にいねえなあ」なんてことに思いをはせながら、「ってことは、錦戸くんも鬼束ちひろあたりに『やっと逢えたね』とか言われて、海外に移住しちゃうのかなあ……」などと妄想をリンクさせながら楽しんでみるのもオツではないだろうか。
■3%台にトホホ……オダジョー主演『家族のうた』の視聴率不振を真面目に考える
日曜21時という好条件にも関わらず、初回6.1%、第2回3.6%とあんまりな視聴率に頭を抱えるオダギリジョー主演『家族のうた』(フジテレビ系)。先日、フジテレビの豊田皓社長が定例会見の発言で、早速“てこ入れ”の可能性を示唆するなど、いろんな意味で注目を浴びてしまっている。
視聴率不振の原因について、「日曜夜のホームドラマにオダジョーは不似合い」「オダジョー演じる往年のロックミュージシャン像が、子どもと年配者には理解できないのでは?」「キャストを見ると、オダギリジョー、ユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、トータス松本……これはカタカナの呪いだ!」などさまざまな見解が挙がっているが、裏番組に『ATARU』、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、『日曜洋画劇場』(テレビ朝日系)と人気番組が多い点は、一つの原因と考えられそうだ。
個人的には、いつまでもキース・リチャーズに憧れる一人の切ないロックミュージシャンと子どもたちによるドタバタ劇は、見ていて気持ちよく、作品として多くの人が見るに値するのでは? と感じているため、オダジョーがこれに懲りて「俺はやっぱテレビより映画の器だな」などと大衆メディアに見切りを付けないでほしいと願うばかりだ。
■福田沙紀のメンタルが心配……オスカー総出演『Wの悲劇』
今期の評判を見ていると、必ず話題に挙がるのが堺雅人と新垣結衣による一話完結の弁護士ドラマ『リーガル・ハイ』。視聴者満足度という観点からはダントツ1位ではないかというほど、「今期一番面白いのは、間違いなく『リーガル・ハイ』!」「堺雅人とガッキーのやりとりが超最高!!」などと熱く語る人が後を絶たず、ネットなどの評判だけ見ていると視聴率70%はいってもおかしくないくらいの印象なのだが、実際は12%台。ハマる人にはドンハマりする作品のようだ。
武井咲が二役を演じるサスペンスドラマ『Wの悲劇』は、武井のほか同じオスカープロモーション所属の福田沙紀、剛力彩芽、森田彩華らが出演。彼女たちは同じショーパブで働くダンサー役だが、一番先輩の福田沙紀を差し置いて、一番人気の剛力彩芽、ダンサーではないもののオーナーにかわいがられている武井咲……と、どうしても現在のオスカー内の勢力図を見せられている感覚に陥り、福田の心中を思うと涙なしでは見られない。
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