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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > メディアはオカルト軽視!?
山口敏太郎の摩訶不思議ぶった切り VOL.7

浜名湖の怪物事件で露呈した、メディアの“オカルト軽視”体質

「これは未知の怪物ではなく、深海魚やマイナーなクジラなど、あまり馴染みのない生物が出てきただけです。未知の怪物と騒ぐよりも、地震の前触れかもしれないので、東海地震への警告をやるべきだ」

 すると、こんなことを言われた。

「謎の怪獣とか言ってくれないんだぁ」
「そういう(まともな)意見は、ほかの学者がいますんで」

 これは驚いた。結局、オカルト作家はバカ丸出しの「謎の怪獣が出た~ぁ」といったおめでたいコメントとビリーバーぶりで、世間から笑われる役割なのだろうか。

 確かに、今までの作家や研究家はそうであったし、そういう役割を引き受けてきた。だが、いつまでもそんなスタイルがメディアで通用すると思っているのだろうか。最初からネタ・ギャグと自分たちも読者も思っている東京スポーツならともかく、ほかのメディアはもっと考えるべきではないだろうか。

 結局、筆者はそのメディアへの出演を拒否し、この“地震への警告”は、日頃ギャグで記事を展開している東京スポーツが掲載してくれることになった。皮肉なことである。
(文=山口敏太郎)

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●やまぐち・びんたろう
1966年7月20日生まれ、徳島県出身。血液型AのRHマイナス。作家・漫画原作者・ライター・オカルト研究家などさまざまな肩書を持つ。UMAや心霊・都市伝説など、あらゆる不思議分野に精通する唯一のオールラウンドプレイヤー。

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