「どうせダメになるなら、好きなことやっちゃおう!」高田馬場の名物CDショップ店主を直撃!
#アイドル #音楽 #AKB48
――コスプレでパフォーマンスをするにあたって、上司やほかの店員さんたちから止められたりしなかったんですか。
「とくに何も言われなかったですね。コスプレをして踊っている写真を撮ってTwitterでアップしたり、YouTubeに上げたりすることで、ネットで注目されるようになりましたし。……まあ、それが売り上げに直結しているかどうかは分からないですけど、ネットを見てわざわざ遠くから来てくれるお客さんもいますから、そういうのはうれしいですね」
――パフォーマンスをすることによって、「アイドルのCDを買うならムトウ楽器」みたいなお客さんが増えてくれればいい、という戦略ですね。
「そういう戦略を超えちゃって、単に趣味でやっている部分もありますけどね(笑)。昔の楽器屋って、とくに楽器を買うわけじゃなくても音楽好きな人が集まって来てたじゃないですか。ウチもそういう感じで、アイドル好きな人たちが集まって来て、横のつながりを作れるような場所になれたらいいなと思っています。ネット通販はもちろん、大型のCDチェーン店さんでも、そういうことをやるのは難しいじゃないですか。そここそが、街のレコード屋の強みなんじゃないかと思いますね」
――売り上げでもアイドルCDの割合というのは増えているんですか?
「いや、売り上げランキングを見ると、意外と普通にB’zやK-POPが売れていたりするんですよね。アイドルのCDを買うならイベントや握手会で、という人も多いので……どうしてもそこには勝てませんからね。ただ、AKB48の選抜総選挙投票権付きのシングルが発売される時なんかは100枚近く買ってくれる人もいますよ。その人は多分、ウチだけじゃなくてほかでも買っていて、合計600枚くらいは買っているんじゃないですかね。それだけ買った上で、選挙最終日にやって来て『やりきるだけやったけど、不安だから残ってるのを全部くれ』って言ってさらに50枚くらい買っていきましたから!」
――AKB48以外で今後推していきたいと思っているアイドルは?
「ありがたいことに、最近は事務所さんのほうからウチでアイドルのイベントやりたいと言ってもらえるようになっているんですよ、『しず風』や『JK21』とか……やっぱりイベントをやってくれたアイドルはすごく応援したいって思いますね!」
――町のCD屋さんをやっていくのはなかなかキビシイ時代だとは思いますが、そんな中、生き残っていくためにはどうしたらいいと思いますか。
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