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『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』公開記念小明の突撃インタビュー

「ぬるま湯もウソではないけれど――」入江悠監督『SR3』が叫んだボンクラたちの夢の後先

――話をそらされた……? いや、明確な目標はそんなにないんですけど、続けているといいことがあるじゃないですか。イックとトムが寅さんみたいに旅をしながらいろんな人に出会うように、私もアイドルライターというのを続けていると、その道すがらでこうして入江監督と会えたり、辞めていたら絶対に不可能だったうれしいことがある。だから続けてる感じです。続けるって大事ですよね。

入江 そうね。ただ、イックとトムは、とにかく食べたり歩いたりしているだけですけどもね。マイティは一度辞めちゃうけど、イックたちは1と2の後にリセットボタン押されて、全部忘れて戻ってくるから(笑)。

――そういうの、憧れます。けど、どこかで折り合いをつけたり、新しい生き方を見つけて辞めていった人たちも自分が持ってない幸せを持っているし、辞めることと続けること、どっちが正解なのか全然わかりません。監督はどう思いますか?

入江 全然わからなくて。僕も撮りながらも答えが出なくて、折り合いがつけられなくて、だからああいう終わり方になっているんです。だけど、映画を通して伝えたいことっていうのは、やっぱり“続ける”っていうことですね。まぁ難しいし、悪いこともあるんだけど、やっぱり続けてほしいですよね。

 * * *

 と、映画について熱く語ってくださる監督の話を赤面しながら聞き、頷きながらも随所随所で「嫁にしてくれ」というアピールを挟みましたが、すべてスルーされました。さらに、そのインタビュー後の道すがら、編集さんが宣伝の方に「すみません、次はちゃんとした映画ライターを呼びますので」と謝っているのも聞きました。しかしながら、監督のおっしゃるようにすべては“続ける”こと。言い続けていれば、きっといつか嫁にもらってくれることでしょう。どんどん立場が厳しくなってまいりますが、私もまだまだあきらめない! SHO-GUNGよろしく伸びるグンググーン!
(取材・文=小明)

●『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』
監督・脚本・編集/入江悠 出演/奥野瑛太、駒木根隆介、水澤紳吾、斉藤めぐみ、北村昭博、永澤俊矢、ガンビーノ小林、美保純 配給/SPOTTED PRODUCTIONS 4月14日(土)より渋谷シネクイントほかにて全国順次ロードショー、4月21日(土)より渋谷シネクイントほかにて『SR』シリーズ全作上映 <http://sr-movie.com>
(c)2012「SR3」製作委員会

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