「ぬるま湯もウソではないけれど――」入江悠監督『SR3』が叫んだボンクラたちの夢の後先
#映画 #小明
『SR サイタマノラッパー』シリーズが大好き! そして入江監督も大好き! ということで、己のアイドル特権をフルに活用し、入江悠監督にお話をうかがってきました! アイドル10年もやってて良かったー!!
――お久しぶりです! 唐突ですが、監督は事務所に入ってるんですね、アイドルの私も入っていないというのに。事務所に入って、何か変わりましたか?
入江悠監督(以下、入江) 『SR2』の公開ぐらいに入ったんですけど、とくに変わったことは……。あ、こないだドラマの撮影をしていて病院に行く暇がなかったときに、“飲む点滴”っていうのを差し入れてもらえるようになりましたね。
――飲む点滴? それってシャ……いや、それ飲むとしばらく献血に行けなくなるとか言われませんでした?
入江 それ、本気のやつじゃないですか(笑)。ちゃんとした病院でもらえる薬です。
――ドラマの撮影は忙しすぎて、眼球が炎症を起こしたそうですね。『SR』でも、出演者のトム(水澤紳吾)さんのシワが増えたり、イック(駒木根隆介)が太ったり、今回の『SR3』の主役のマイティ(奥野瑛太)も円形脱毛症になったそうで、撮影の過酷さが伝わってきます……。けど、『SR』シリーズも有名になって、埼玉の人たちもうれしいと思いますよ!
入江 それが、埼玉で上映してもぜんぜんお客さんが入らなかったんですよ。以前、浦和のシネコンで上映したとき、みんな吸い込まれるように『踊る大捜査線』とかに入って行っちゃって……。
――……。でも、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』、すごく良かったです。SHO-GUNGのイックとトムを捨てて東京に行って転落したマイティのやりきれなさ、号泣しながら何度も見ました。あと、マイティのシーンが壮絶なだけに、相変わらずのんきなイックとトムが出てくるとホッとしました。あいつらどうやって生活してるんだ……。
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