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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 東大卒の映画監督がデビュー
お笑い芸人を挫折し、映画監督へ

『まだ、人間』東大卒27歳・松本准平が描く“光なき世界への絶望”、そして救済――

 主演に決まった辻岡正人を筆頭に、ヒロインをリアルに演じきった新進女優・穂花、昨年末から各映画賞の助演男優賞を総ナメにした感のある名バイプレイヤー・でんでん、演技派女優として名高い根岸季衣を自ら説得し、強気で配役した松本ではあったが、積極的な自己アピールが得意の新人監督も、現場では意気消沈することが多かったと聞く。

 東大卒・27歳、元芸人、そしてクリスチャン……。新人監督のプロフィールだけがちまたに流布され、作品の評価と交わりつつある昨今、その思想の原点に存在する思いが、光なき世界へと向けた静かな祈りであることだけは、忘れないでいてほしい。

●まつもと・じゅんぺい
1984年、長崎県西彼杵郡出身。東京大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了、吉本総合芸能学院(NSC)東京校12期生。カトリックの家庭に生まれ、幼少期からキリスト教の影響を強く受ける。NPO法人を設立し映像製作を開始し、デビュー作となる『まだ、人間』を監督。

●『まだ、人間』
出演:辻岡正人/穂花/上山学/大澤真一郎/増田俊樹/三坂知絵子/柴やすよ/加藤亮佑/でんでん/根岸季衣
2012年5月26日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
公式サイト<http://www.madaningen.com/ >

最終更新:2012/04/13 10:00
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