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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 小林幸子「衣装代」のカラクリ

紅白絶望の小林幸子 騒動の原因となった「衣装代」のカラクリとは

sachikobayashi0413.jpg『小林幸子全曲集 おんなの酒場』(日本コロムビア)

 歌手・小林幸子の個人事務所社長解任騒動は、元社長の反論文でさらに拡大。両者の言い分がマスコミを介して激突する中、所属レコード会社の日本コロムビアは4月11日、6月発売予定だった小林の新曲「絆坂」の発売延期を決めた。

 また、元社長と対立する小林の夫で医療関連会社社長の林明男氏が、かつて別の女性と結婚していた頃から小林と交際していた不倫疑惑も浮上。小林は今年のNHK『紅白歌合戦』出場も厳しいといわれる状況だ。

 騒動の発端である衣装代のクレームは、林氏が「私なら三分の一の額でできる」としたことだとされるが、この高額衣装に関して制作関係者は「元社長が使い込みをしているかのように報じられたが、必要悪の裏事情がある」と話す。

「あの紅白衣装は毎回その場限りで創作されるもので、制作費はいくらでも経費を計上できます。過去、4億円と報じられたものもありましたが、発注した実費以外にデザイン料などを含めれば、確かに億近い金額を計上しても不自然ではなくなるんですよ。でも、実際にそこまでの費用をかけているわけはなく、コンサートなどの舞台制作を手がけている専門業者なら予想以上に安く作れる。当然、節税対策になるわけですが、浮いた金の使途は表にできないんです」(同関係者)

 芸能界では、仕事の発注時に“協力費”などといって架空の経費を計上することも日常的で、作った裏金はタレントを売り出すための“工作費”に使われるともいわれる。高額衣装代のカラクリは分からないが、何しろNHKの出演料は極端に安く衣装代は含まれないため、小林側の持ち出し。しかし、その衣装は毎年これでもかというほど手間をかけたものばかりだ。

 ワイヤーで高さ12メートルまで上昇する「冬の鳥」(91年)や、高さ6メートルからドライアイスが噴射される「人間ナイアガラ」(94年)、36色の光ファイバーを使った稲妻で殻が割れる重さ2トンのセット「ヒューマンファンタジー」(98年)、NASA開発の特殊リフトを使って高さ8メートルに上昇し黄金ドレスが回転する「火の鳥」(06年)、背景に巨大ジェット4機を使用して世界一軽い素材の布を浮上させた「砂漠に突然現れたオアシス」(08年)など、まるでわざと高額計上できそうなセットにしているかのようにすら見えるのだが、林氏がクレームをつけたとされる昨年の衣装は、メガ獅子と称された巨大な獅子に小林が飲み込まれる重さ2.5トンの装置が使われたもので、約3カ月かけて作られたというが、制作費はなぜか「非公表」だった。

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