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テレビ辛口研究所

「SMAP、志村けんが足かせに……」超大物を切れないフジテレビの苦悩

shimuraken_0409.jpg志村けんオフィシャルブログ

 タレントの「ブッキング力」が弱いといわれているテレビ朝日。だが、それをバネに、深夜の時間帯を中心とした「企画力」重視の番組作りを重ねてきた同局が、近年、好調だ。

 一方、強力な武器だった「ブッキング力」で、全盛期には圧倒的強さを誇っていたフジテレビが、現在は逆にそれが足かせとなり、苦戦を強いられている向きもあるという。

 あるテレビ関係者は、こう話す。

「最近では『韓流推し』を批判されることの多いフジテレビですが、お付き合いの関係で、やむを得ず続けている番組や、起用し続けるタレントというのは、かなりありますよね。たとえば、ギャランティの高さなどの理由で、以前からフジテレビが終わらせたがっている番組として、『HEY!HEY!HEY!』や『SMAP×SMAP』など。いずれも視聴率がなかなか取れなくなっても、会社同士の付き合いの長さや深さがあるので、切るに切れない、と聞きます」

 そのほか、同関係者が指摘するものに、志村けん関連の番組がある。

 フジテレビでは、3月28日に終了になった深夜番組『志村軒』の後番組として、4月11日から『志村劇場』をスタートさせる。おなじみの“変なおじさん”や“ひとみばあさん”から新キャラまで登場する、王道コント番組の復活という触れ込みだが……。

 これについて、あるライターは言う。

「志村けんが所属するイザワオフィスはナベプロ系列なので、もともとフジとのつながりは深いんです。社長の強引さも有名で、かつては唐突に佐伯伽耶や小泉孝太郎の深夜番組をやっていたことなどもあって、『誰が見るの?』と言われてましたから」

 また、イザワオフィスとフジテレビのつながり以外に、現在の「志村けん」の番組での扱いを疑問視する声もある。

 たとえば、日本テレビ系『天才!志村どうぶつ園』の司会などでは、「動物愛好家」とはいえ、本人が何をするわけでもないだけに、「志村けん」という人の面白さはまったく発揮されない気がするが……。

 往年の「バカ殿」人気の遺産と、人柄の好感度のみで食いつないでいるのだろうか。

 ドリフターズに詳しい、ある編集者は言う。

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