
お前ら必見の意欲作! 春アニメの注目は『アクセル・ワールド』
#アニメ
AKB48、人気タイトルの第2期、人気コミック作品のアニメ化、懐かしいコミックのアニメでの復活など、話題に事欠かない2012年春クールスタートの新作アニメ。中でもとりわけ高い注目度を集めているのが、超高速で繰り広げられる仮想空間でのバトルと、スクールカースト最下層のいじめられっ子だった少年の成長を描く、ハイブリッド&ハイスピードアクションアニメ『アクセル・ワールド』だ。
第15回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞した作品を原作とする本作は、刊行元であるアスキー・メディアワークス創立20周年記念作品に位置付けられている。制作を担当するのは、『ガンダム』や『コードギアス』シリーズをはじめとする数多くの作品でハイクオリティな作画を実現したサンライズ。主題歌はMay’n&浅倉大介という強力タッグ。放送前にすでにPS3、PSPでのゲーム化やトレーディングカード等のリリースが予定されているメディアミックス作品だ。
そんな一大プロジェクトを展開する『アクセル・ワールド』とは、どんな作品なのだろうか。
ニューロリンカーという携帯端末のおかげで、生活の大半がネットワーク上の仮想空間で行われるようになった未来世界。太った体型を理由にいじめられっ子扱いされている少年・ハルユキは、学校のマドンナ的存在・黒雪姫の誘いに応じて、謎のプログラム《ブレイン・バースト」を受け取る。ニューロリンカーに接続し、思考速度を1000倍に加速する《ブレイン・バースト》を手に入れたハルユキは、自身の恐怖や圧迫感を元に生み出されるデュエル・アバターを操り、《ブレイン・バースト》が作りだした仮想世界で戦いを繰り広げる――というストーリーの本作。
仮想世界という、いまやそう珍しくもないキーワードだが、ソーシャルカメラの映像から再構成された仮想世界というAR技術を彷彿とさせる『アクセル・ワールド』の設定は非常に現代的だ。

そして、まるまるとした体格で内向的な性格、学校ではいじめれっ子という主人公ハルユキの設定は、イマドキのアニメファンには斬新かもしれない。どんな主人公も、そこそこイケメンに設定されている昨今のアニメ作品において、非常に珍しく思えるだろう。近年のアニメではまずないと言っても過言ではない(ただ、一方でオールドファンには実はなじみの深い主人公像だろう。『銀河鉄道999』の星野鉄郎や、『さすがの猿飛』の猿飛肉丸などを思い出した人もいるかもしれない)。
いじめられっ子のハルユキは、リアルな世界に対して強いコンプレックスをもっている。視聴者は、彼がそこからいかに現実世界に向き合う力を手にするのか。仮想世界で手に入れた強さをいかに自身の生き方に取り込んでいくのか……そこに本作の面白さを感じるに違いない。
『アクセル・ワールド』のプロジェクトには、昨年から日本のアニメ業界に参入したハリウッドスタジオのワーナーブラザーズの日本法人のワーナーエンターテイメントジャパン(ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタルディストリビューション)が参画しているのも業界的には話題のひとつだ。
同社は、テレビ放送前に劇場映画と同じように自社の試写室でマスコミ試写会を実施、都内各所に大型看板を設置したり、3月31日、4月1日に幕張メッセで開催された大型アニメイベント「アニメコンテンツエキスポ2012」にもブース出展(大型ショッパーの大量配布や黒雪姫のコスプレイヤーを登場させ、ブースには長蛇の列ができていた)、『アクセル・ワールド』という作品を通じて業界への本格参入の意思を強くアピールしている。
ディーラーの同作への期待も高い。秋葉原駅から最も近いアニメ・ゲーム・コミックなどの専門店ゲーマーズのバイヤー小川信弘氏も「春アニメ一番の注目タイトル、間違いなしです! ゲーマーズでも全店規模『アクセル・ワールド』大展開しています!」と語っている。
放送開始と同時に、すさまじい加速力でアニメファンの話題をさらっていくこと必至の『アクセル・ワールド』。猛スピードで展開するストーリーに振り落とされないように第1話からしっかりと見届けよう。
2012/8/10発売
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