「幻想百物語埼玉 妖怪編」完成記念イベントに監修者・山口敏太郎氏も登場!
#オカルト #山口敏太郎 #妖怪
埼玉県では、新しい地域の魅力を掘り下げ、再発見する新たな町おこしの一環として、埼玉県内で語り継がれている多くの妖怪を紹介・解説する冊子『幻想百物語埼玉 妖怪編』を作成。3月21日からの無料配布に先駆け、3月20日に川越市立博物館にて、完成披露イベントが行われた。
イベントでは、冊子作成に監修として携わった山口敏太郎氏による各妖怪の解説や、スピリチュアルアイドルの疋田紗也、妖怪の扮装で演奏を行うバンド・妖怪プロジェクトらによるトークショーや女優であり怪談師でもある牛抱せん夏による埼玉にまつわる怪談の朗読が行われるなど、盛りだくさんの内容。子泣き爺や猫娘も登場し、場を盛り上げた。
最後は冊子中で紹介された「川越城が危機に陥った時は霧を吹いて城を守る」と言う一風変わった妖怪「ヤナ」が住んでいたとされる『霧吹きの井戸』の実物を見学して、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
今回の埼玉県の試みに関し、監修を行った山口敏太郎氏は以下のように語る。
「このような妖怪・伝説、また現代人の見た化け物や都市伝説を使った町おこしはクリプトツーリズムといい、この概念や試みは最初アメリカで始まり、12年前に僕が日本にもこの考えを持ち込みました」
12年前に東京は青梅で地域独自の妖怪・伝説をテーマにした町おこしイベントを行って以来、多くのイベントの仕掛け人となってきた山口氏。
「他にもこのような話は四国や関西方面など各地から来ていて、岐阜では昨年行いました『口裂け女祭り』を今年も引き続き開催します。不況で町おこしの材料を新しい物に求めていくのが困難になる昨今、地元に眠っている資源を使った町おこしの形は今後より盛んになっていくことでしょう」
こう続ける氏は、今回の小冊子作成は「始まりに過ぎない」と話す。
「今後は更に妖怪伝説のイベントやツアーを仕掛けていきたいと思っております。例えば恋愛や試験、出世などに関係したパワースポットによる町おこしなども行っていくつもりです。妖怪は決して不気味な物や怖い物ではなく、そこに親の愛情や祖父母の知恵が含まれている。先祖が残してくれたタイムカプセルのようなもの。だからこそ、21世紀の現在だからこそ、再確認すべき内容が詰まっていると言っても良いのではないでしょうか」
氏はそう言って話を締めくくった。
妖怪のことをあまり知らない人から既に知っている人まで楽しめるよう、埼玉独自の妖怪達を集め詳細に紹介した、この冊子はフルカラー24ページ。3月21日より埼玉県を中心に各地に無料で配布される。
((株)山口敏太郎タートルカンパニー)
【お問い合わせは、埼玉県広聴広報課:048-830-2864まで】
ギャー。
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