“伝説の口ゲンカ”亀田兄弟の父・史郎vs.やくみつるが再戦!? 機運高まるも……
#ボクシング #亀田三兄弟 #亀田史郎
あるテレビの放送作家が“因縁の決着戦”(仮題)と題し、かつて対立した2人を同席させて討論させるという企画を立案。その目玉として、ボクシング亀田兄弟の父親である亀田史郎氏と漫画家やくみつるの“再戦”を提案したが、両者に断られたという。
「顔合わせしてくれるだけでも数字(視聴率)が取れたと思うので残念です」(放送作家)
両者の対立は2006年8月、亀田興毅が初めて世界タイトルマッチに挑んだ試合における疑惑の判定騒動がきっかけだった。
試合は興毅が判定勝利したが、1ラウンドにダウンし、後半もフラフラになる劣勢が目立ったことから試合後には採点への異論が続出。読売や毎日といった朝刊各紙もこれに言及し、専門誌では「明確な差をもって(王者の)ランダエタが勝利していた」と書かれた。テレビ中継の視聴者から5万件を超える抗議電話があり、この現象をワイドショーが取り上げた中で史郎氏とやく氏が番組に出演、同席した。
テレビ朝日系『スーパーモーニング』で、やく氏は派手な柄シャツに黒いサングラス、ネックレスと、亀田兄弟風なチンピラ衣装で登場。史郎氏が「おたく……」と言いかけると「おたくじゃない。やくさんと言え。俺は47(歳)だ」と史郎氏より年上だということを理由に突っかかった。
やく氏が自らの服装を指し「これ、腹立つやろ? あんたのセガレはこれと同じことやっとるんや。俺はそれを見せつけるために今日はこんな格好した」と言うと、史郎氏は「俺は話し合いにきたんや。戦うんか?」とケンカ腰。
これには「俺、非力だから」と拒んだやく氏だが、「わしは、おっさんの教育のために今日来とるんや」とさらに挑発。史郎氏が「一生懸命やっているんやで!」と息子をかばうと「前後のパフォーマンスが安い言うとるんじゃ」とやり返した。
途中、共演のガッツ石松が仲裁したが両者は譲らず、怒った史郎氏は「ほんなら後で表でやろか。お前、このまま済むと思っとったらアカンぞ!」と言い放ち、生放送のスタジオは異様な空気に包まれた。
その後、両者が再会することはなかったが、このテレビ史上に残る口ゲンカに“続編”があれば確かに注目度は高いだろう。
「でも、亀田さん側は出演の相談に返答はなく、やくさんも“私が2度と共演したくない数少ない人物”とテレビ関係者を通じて拒否。互いに再戦オファーを断った形になってしまいました」(放送作家)
ただ、これに胸をなでおろしたのはテレビ関係者たちだ。あるディレクターは「両者がオファーを受けて実現していたら苦労するのは様々な配慮に動く僕らスタッフ。やらないと聞いてホッとした」と話している。
(文=鈴木雅久)
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