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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 魔女っ子ソングの伝道師・Sister MAYOが語る魔女っ子ソングの魅力 
ライブ「魔女っ子シスターズ Vol.2」直前インタビュー

魔女っ子ソングの伝道師・Sister MAYOが語る魔女っ子ソングの魅力 

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 アニメ『マスターモスキートン’99』の主題歌を担当するユニット・Cyber Nation Networkのヴォーカリストとしてデビュー。その後、ソロ活動に移行してからも『ジャングルはいつもハレのちグゥ』主題歌などのアニメソングから、『魔法戦隊マジレンジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』などの特撮作品のエンディングテーマ、挿入歌を多数担当し、ポップでキッチュな歌声を我々に聴かせてくれるシンガー・Sister MAYO。

 そんな彼女が、実力派ミュージシャンと結成したバンド・カラテブラボーと共に、『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』などの魔女っ子ソングをカバーしたミニアルバム『魔女っ子』をリリース。さらに魔女っ子ソングをカバーする企画ライブ「魔女っ子シスターズ Vol.1」を開催したのは昨年11月のこと。

 21世紀の魔女っ子ソングの伝道師として、日夜活動を繰り広げるSister MAYOだが、きたる3月20日、東京・渋谷 The GAMEにて「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催する予定だ。

 そこで今回、彼女に魔女っ子ソングへの熱い思いや、ライブにかける意気込みを語ってもらった。

──現在、Sister MAYO with カラテブラボー名義で魔女っ子ソングをカバーしていますが、なぜ今、魔女っ子ソングを歌おうと思ったのですか?

Sister MAYO(以下、MAYO) ずっとバンドで魔女っ子ソングをカバーしたいなと思っていたんだけど、どういう形でやろうか悩んでいたんです。そんな時、たまたま『魔法使いサリー』をどこかで耳にして、「これをアレンジしたらカッコイイかも!」って思って。それで1~2年くらい前にベスト盤を出した時に結成したバンドメンバーに声をかけたら、「面白そうだ」って集まってくれたのが始まりです。

──バンドメンバーには、元ZI:KILLのEBYさんといった90年代バンドブームの中心にいた方も参加されていますね。

MAYO カラテブラボーのメンバーとは、アマチュア時代にずーっと一緒にオリジナルをやっていたんです。その時のバンドが今回再結成されたという感じです。

──バンドのアレンジも今風の派手なサウンドではなく、非常に安心して聴ける渋いサウンドですね。

MAYO よく気づいてくれました(笑)! サウンドは70~80年代のノリを意識してます。当時の雰囲気を知る人には懐かしさを感じてもらえて、若い人には逆に新しさを感じてもらえるものを作ろうと思ってるんです。メンバーもベテランのミュージシャンばかりだから、音が落ち着いてるんですよ(笑)。

サウンドのコンセプトとしては、イントロだけでは何の曲かわからないようにアレンジしたいというのがあります。アニソンファンの方がネット上にアップしている「弾いてみた」とか「アレンジしてみた」動画を見て、「よっしゃ、私もやってやるか」って触発された部分もあったりします。

■魔女っ子アニメの魅力

──70~80年代のアニメソングって、歌っていて気持ちいい曲が多いですよね。

MAYO ですよね。おまけに、ちゃんとアニメの題名が歌詞に入っているから、何を歌っていても絶対にわかるようになっているところがすごいと思うんです。今時のアニソンって、パッと聴いても作品を知ってる人しかわからない曲が多いんだけど、それはアニメソングとしてはどうかなって思うんです。やっぱり私は「サリー!」とか「魔女っ子メグは~」とかタイトルが入ってるほうが好きですね。そういうアニメソングがまた増えてほしいなって思います。

──完全にアニメファン目線ですよね(笑)。

MAYO はい。私、昔からすごいテレビっ子で、今でもアニメは必ず見ちゃうんです。なんか落ち着くんですよね。中でも気持ちが和むような作品が好きで、『サザエさん』とか『クレヨンしんちゃん』『ちびまる子ちゃん』とかがすごく好きなんです。そういうのばっかりを見てると、たまには『エヴァンゲリオン』みたいな深く考えるようなのも見たくなっちゃったりもするんですけどね。

──柔らかい作品からハードな作品まで幅広く押さえているんですね。その中でも魔女っ子アニメは特別な存在ですか?

MAYO はい。やっぱり変身シーンとか魔法を使うシーンを真似するごっこ遊びって誰もがやったことだと思うんです。自分自身、今も魔法への憧れがあるので特別ですね。あと、魔女っ子のアニメの主題歌って、なんか魔法っぽいんですよね。いまだに聴いても色あせないし、魔法の世界に行っちゃいそうな感じがあったり。あと、「マハリクマハリタ」とか歌詞の意味がよくわからなくても、なんかアリな感じするじゃないですか。それに曲もすごくいいんですよね。単純に聴こえるんだけど、突き詰めると難しいみたいな。

──現在、リリースされているミニアルバム『魔女っ子』の選曲も、MAYOさんが好きな曲だったり、魔女っ子ソング観が反映されている感じでしょうか。

MAYO そうですね。わかりやすい感じの曲を選んだ感じです。『不思議色ハピネス』(『魔法のスターマジカルエミ』OP主題歌)はわかる人にしかわからないかなと思ったりもしたのですが、知らない人が聴いても、「懐かしい」って思ってもらえるようなアレンジになっています。

■歌って踊って、みんなで楽しみたい「魔女っ子シスターズ Vol.2」!

──そんなSister MAYOさんですが、3月20日には魔女っ子ソングのカバーライブ第2弾「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催されますね。

MAYO はい。前回は地下アイドルの子たちに何組か出てもらって、すごく盛り上げてもらったのですが、今回は木ノ下ゆりちゃんというアイドルの子だけじゃなくて、ダンスユニット・三姿舞にも参加してもらって、ダンスパーティみたいにしたいと思ってます。振り付けがある曲ではみんなで踊りたいですね。

──ゲストとして『忍風戦隊ハリケンジャー』や『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』の主題歌を歌われた高取ヒデアキさんも出演されます。やはり高取さんはヒーローソングで参加という形になるのでしょうか?

MAYO 実はこのイベントには、なるべくゲストの持ち歌は歌わせない、という縛りがあるんです。だから、高取さんがどんなダンスと歌を披露してくれるのか、私も楽しみです。

──そんな面白企画満載のライブ「魔女っ子シスターズ」なんですが、こちらも今後はシリーズ化していく予定なのでしょうか。

MAYO そうですね、年に4回くらいは続けていこうと思っています。こういう活動を続けてきて、意外と魔女っ子ものが好きな人って多いことがわかってきたので、その思いを皆でわかち合いたいですね。あまりコアな感じになりすぎないようにしつつ、見せ方もオシャレな感じにしたり、いろんな要素を盛り込んでいきたいと思っています。私自身がコアな気質じゃないので、どんな人が来ても楽しめると思いますよ。

──ライブ、楽しみにしています。それでは最後に、今後の野望を教えてください。

MAYO 今のバンドで新しい魔女っ子ソングの主題歌を歌うことですね。これが叶ったら、「もう死ねる!」って思います(笑)。いつか「魔女っ子ソングといったらSister MAYO」と呼ばれるようになりたいです。
(取材・文=有田シュン)

<ライブ詳細>
■魔女っ子シスターズ Vol.2
日時:2012年3月20日(火・祝) 17:00開場/18:00開演
会場:渋谷 The GAME(http://www.shibuyathegame.com/
入場料:前売り¥3,000当日¥3,000(Drink別)
出演者:Sister MAYO with カラテブラボー、木ノ下ゆり、三姿舞
ゲスト:鈴木美潮、高取ヒデアキ
チケット発売日:ローソンチケットにて発売(Lコード:78409)、出演者のイベントでも販売。
※当日は先着順でのご入場になります。開場30分前から整列を開始します。30分以上前からの整列は周辺のお店にご迷惑となりますのでご遠慮下さい。

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最終更新:2013/09/24 17:36
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