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『トワイライト』『アンダーワールド』2大ヴァンパイア映画が激突!

vanmain.jpgTM & (C) 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 21世紀の2大ヴァンパイア映画シリーズといえば、もちろん『トワイライト』と『アンダーワールド』。この両人気シリーズの最新作が、奇しくも今週相次いで公開される。スクリーン上のバトルだけでなく、ライバル作同士の興行レースからも目が離せない!?

 2月25日公開の『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1』は、人間の少女ベラとヴァンパイア族の青年エドワードによる禁断の恋を描くシリーズ最終章2部作の前編。多くの困難を乗り越えて愛を貫き、ヴァンパイアへの転生を決意したベラ(クリステン・スチュワート)。人間であるうちにエドワード(ロバート・パティンソン)と結婚式を挙げ、オオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)に別れを告げて、ハネムーンで南の島へ。だが、旅先で起きた予想外の出来事により、3人の運命は大きく変わっていく。

 『トワイライト 初恋』(08)で出会い、『ニュームーン トワイライト・サーガ』(09)と『エクリプス トワイライト・サーガ』(10)でジェイコブとの三角関係をもつれさせながらも、とうとう4作目で愛を成就させるベラとエドワード。シリーズを通じて運命のカップルを見守ってきたファンなら、結婚直前のベラの緊張感や挙式で2人が浮かべる至福の表情に、思わず友人か親戚の気分で心配したりもらい泣きしたりしてしまうはず。『ドリームガールズ』(06)でアカデミー賞2部門受賞のビル・コンドン監督は、序盤のラブロマンス、中盤でのベラの身体的変化に伴うサスペンス、そして終盤でのヴァンパイア族とオオカミ族とのバトルアクションと、メリハリをつけて巧みに演出。『Part 2』での完結を控え寂しさを禁じ得ないが、大いなるクライマックスを確かに予感させる本作、やはり見逃すわけにはいかないだろう。

 一方、2月24日に封切られる『アンダーワールド 覚醒』(R15+指定、2D/3D上映)は、ヴァンパイア族とライカン(狼)族による種の存亡をかけた戦いを描くアクションシリーズの第4作。ヴァンパイア族の処刑人セリーン(ケイト・ベッキンセール)は、人間に捕らえられ12年間冷凍状態で眠らされていた。ある少女の助けを借りて眠りから覚めたセリーンは、ヴァンパイアとライカン、そして両者の力を利用しようとする人間が繰り広げる三つ巴の戦いに身を投じる。

 ベッキンセールの代表作といっても過言ではない同シリーズ。3作目『アンダーワールド ビギンズ』(09)では顔見せ程度の登場だったが、今作では正真正銘のアクションヒロインに復帰、アラフォーながらも激しいワイヤーアクションやガンアクションを繰り広げる。少女役のインディア・アイズリーは往年の人気女優オリヴィア・ハッセーの愛娘で、大作映画へのキャスティングは本作が初。幼顔の18歳だが、演技もアクションもしっかりこなし、今後の活躍が楽しみな注目株だ。また、映像面ではシリーズ初の3D撮影を敢行。スタイリッシュな映像世界に奥行きを加えるとともに、スピーディーなアクションシーンの臨場感を高めている。

 かつては古典ホラーのサブジャンルだったヴァンパイア映画に、青春恋愛ドラマと格闘アクションという新たな”血”をそれぞれ大胆に取り入れ、ハイブリッドなエンターテインメントに生まれ変わった両シリーズの最新作。2作品を見比べてユニークなポイントや共通点などを語り合うのも一興だろう。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)

『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1』作品情報
<http://eiga.com/movie/56928/>

『アンダーワールド 覚醒』作品情報
<http://eiga.com/movie/55275/>

トワイライト・サーガ/エクリプス

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最終更新:2013/09/09 14:35
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