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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.142

実刑確定の元俳優・押尾学「米国での音楽活動が……」発言に遺族も号泣

oshiomanabu_223.jpg収監を待つ身となった押尾被告。

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 2月15日、保護責任者遺棄罪で懲役2年6月の実刑が確定した元俳優の押尾学被告。だが、押尾事件はこれで終結したわけではない。

 押尾被告の弁護士によると、最高裁が下した上告棄却について、「日本の裁判に絶望した。これで米国での音楽活動が頓挫した」と同被告は嘆いていたそうだ。これを聞いて、被害者である故・田中香織さんの母親は「好き勝手なことを言って、悔しい」と号泣。「このままでは香織は無駄死に」と新たに怒りをエスカレートさせている。

 押尾被告は一昨年の10月に保釈が決定した時に、「保釈されたら、まず田中香織さんの墓参りに行きたい。遺族に説明、謝罪したい」と公言した。ところが、いざ保釈されても、墓参りどころか、遺族へなんの連絡もなかったという。その押尾被告は、写真誌の直撃取材に「会いたいと連絡しても、遺族が会ってくれない」とコメント。しかし、筆者が遺族に確認したところ、押尾本人からも、弁護士からも連絡はなかったという。押尾被告が遺族に慰謝料100万円と謝罪の手紙を送ってきたのは、保釈から約半年たった控訴審直前だった。この行動に遺族は、控訴審での刑の減刑が狙いであることが見え見えだと、受け取りを拒否したという。

 本当に香織さんや遺族に対して申し訳ないという気持ちがあるなら、押尾被告はその後も香織さんの実家を訪ねて、謝罪すべきだったろう。ところが、それ以降、なんの音沙汰もなかったそうだ。一方で、押尾被告の近況として聞こえてくるのは新宿歌舞伎町でのキャバクラ豪遊。それに、筆者が1月に報じた、遺族感情を逆なでするような、六本木の”合法ハーブバー”通い(※記事参照)。さらに実刑が確定後、一部スポーツ紙で報じられたモデルのNとの”獄中結婚説”だ。押尾被告、”クスリと女”とは縁が切れないんだなとつくづく思った。今後、押尾被告、今回実刑が確定した懲役2年6月と麻薬取締法違反罪の1年6月と合わせて、最高3年半以上服役することになる。

 しかし、保釈後の遺族への誠意のなさや、冒頭のコメントを見ていると、獄中で反省するとは思えない。このままでは悲しみと怒りが収まらない遺族は、押尾被告を民事で訴えることを再び検討している。香織さんの銀座のクラブ仲間も「民事で告訴するなら、いつでもバックアップする」と支援の声を上げている。押尾事件は、押尾被告が香織さんと遺族に誠意ある態度を示さない限り、終わらないのだ。
(文=本多圭)

監獄ラッパー B.I.G. JOE

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最終更新:2013/09/09 14:40
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