「史上最低視聴率もありうる!?」低空飛行が続くNHK大河『平清盛』に過激濡れ場投入か
#NHK #大河ドラマ #平清盛
NHK大河ドラマ『平清盛』の視聴率が一向に上向かない。29日に放送された第4回の平均視聴率は関東地区で17.5%、関西地区が15.7%だった(ビデオリサーチ調べ)。関東地区は前回の17.2%に比べて0.3ポイントアップしたが、関西地区は2.4ポイントダウン(前回18.1%)した。こうした窮状に、一部報道では脚本を大幅手直しして濡れ場シーンを増やすのでは、という憶測も流れている。
「週刊誌報道ではNHK職員のコメントとして『お得意のエロ化路線を採用した』などとありましたが、どうでしょうか。確かに、最近のNHKは情報番組やドラマで”エロ化路線”を進めており、『平清盛』の初回にもそうした最近の路線をうかがわせるようなシーンが出てきましたが、視聴率は良くありませんでしたからね」(テレビ情報誌編集者)
同ドラマの初回視聴率は17.3%。これは1989年の『春日局』の14.3%、77年の『花神』の16.5%に次ぐもので、72年の『新・平家物語』の17.3%と並ぶ大河ドラマ史上ワースト3位の記録。その後も視聴率が上向く兆しが見られないまま現在まで推移してきているのだが、これに輪をかけたのが、ドラマの舞台となった兵庫県の井戸敏三の知事による「画面が汚い」という批判。その後も「瀬戸内海の真っ青な海の色が出ていない」などと言いたい放題で、「演出を変更しない」というNHKに対しても自説を曲げず、「今変えたら(NHKの)全面敗北になる」などと応戦。ちょっとした論戦の趣である。
「毎週、井戸知事の定例会見が行われるのですが、リップサービスなのか必ずその週の”大河”について言及します。まあ、報道陣が水を向けるのですが……(笑)。この井戸知事の発言には、全国から1,000件以上の意見が寄せられ、その大半が知事に批判的だったそうです。通常、こうした形で話題になれば多少は視聴率に反映されるものですが、それでも視聴率は上向かない。重症ですね」(同編集者)
こうした度重なる井戸知事の批判に対して、NHKの松本正之会長は2日の定例会見で「注目度が高まるのはいいこと」と応じたが、視聴率が低空飛行を続けている以上、ただの強がりにしか聞こえない。ちなみにNHK大河の平均最低視聴率は94年の『花の乱』で14.1%となっている。「夏場は大河の視聴率が下がる傾向がありますから、ワーストの更新もありえますよ」(動編集者)という『平清盛』。今後、果たして視聴率は上向くのか、そして公共放送にあるまじき過激な濡れ場シーンが飛び出すのか。まずは今夜放送の第5話に注目したい。
(文=牧隆文)
主演は三田佳子。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事