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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.141

食道がんで休養のやしきたかじんに付きまとう暴力団との”黒い交際”説

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 ”浪速の視聴率男”と呼ばれている、歌手でタレントのやしきたかじんが、食道がんのために長期休養することを1月31日深夜に発表した。発表直前から、たかじんの電撃引退情報は流れていた。理由は、暴力団との黒い交際が発覚したというもの。

 たかじんは、島田紳助引退時に「(引退会見での紳助は)歯切れ悪いですね。本質が暴力団とのメールだけで吉本興業は切らないと思いますが」などとTwitterで発言し、紳助と暴力団の間に、さらなる深い関係があるのではないかという点をにおわせていた。今度は、そのたかじん本人に”黒い火の粉”が降りかかったというのだ。

 その真偽不明の情報は具体的で、四国に本拠を置く山口組系暴力団幹部とのツーショット写真が出回ったという内容。しかも、情報源は警察庁や大阪府警だということで、マスコミ各社が一斉に裏取りに動いた。筆者も、たかじんと親しいお笑い関係者と連絡を取って、情報収集。だが、「たかじんが紳助の引退問題に言及したことで、暴力団関係者から脅されていたようだ」という情報はあったものの、暴力団交際説の裏は取れずじまいだった。それだけに、たかじんの口から、長期休養の真相を聞きたいものだ。

 筆者はたかじんの「東京」がヒットしたころ――確か、1993年ごろだと記憶しているが――彼の熱愛疑惑を取材するために、大阪の実家を直撃したことがある。熱愛の相手は、松竹新喜劇の大スターだった故・藤山寛美さんの長女で、舞台女優の藤山直美だった。情報源が確かだったことから、始発の新幹線で大阪に向かい、たかじんのマンションに着いて、部屋のブザーを押したところ、たかじんが「こんな早い時間から何の用や」と言いながら顔を出した。彼に取材主旨を告げると、すぐに部屋に入れてくれた。朝方まで飲んで帰ってきたところだったのだ。

 たかじんは藤山との関係は否定したが、筆者のことを「面白い男だ」と歓迎してくれ、2人でビールを飲み始めた。その後、昼には毎日放送のラジオの生番組があるというので、局まで同行した。そして、筆者が『佐賀のがばいばあちゃん』でその後、再ブレークした元「B&B」の島田洋七と親しいことを知ったたかじんは、「今度、東京に行くから、3人で飲もう」と言い、再会を約束して別れた。初対面の芸能記者に対して、こうした対応ができるとは、たかじんの器の大きさを感じさせるエピソードといえるだろう。

 大阪での約束は、しばらくたってから実行された。3人は夜の銀座に9時に集合、5軒のクラブをハシゴして、ホステスを連れてアフターへ。カラオケでは、たかじんが「東京」を歌ってくれた。すると、ホステスの一人が「ワッ、たかじん、そっくり」と感動。たかじんが「わいや。わいがたかじんや!」と言ったのを忘れない。

 彼は東京で顔が売れていないことにかなりのショックを受けたようだ。しかし、筆者がごちそうしたことへの感謝の気持ちとして、義理堅く「今後はわいが北新地を案内します」と誘ってくれた。後日、洋七のスケジュールに合わせて大阪に行ったが、たかじんは体調を崩してドタキャン。それ以来、たかじんとは会っていないが、その後、彼は”浪速の視聴率男”として本格的にブレーク。うれしい限りだが、同時に筆者には、たかじんが北新地で残している”武勇伝”がしばしば聞こえてきただけに、何も起こらなければいいがと危惧していた。

 北新地には、暴力団を含め、有象無象が集まる。たかじんのようなスターのもとに、そうした勢力が喜んで近づいてくることは想像にかたくない。

 長期休業の裏に、何らかのトラブルがあったという見方は依然拭えないが、何より心配なのはたかじんの体調だ。がんを克服して、暴力団交際説の裏取りに翻弄された芸能マスコミに、いつものように毒づいてほしいものだ。
(文=本多圭)

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最終更新:2013/09/09 17:27
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