「参加者も協力店も不満タラタラ……」続々と浮き彫りになる大人気”街コン”の問題点
栃木・宇都宮の「宮コン」、埼玉・さいたま市の「埼コン」、東京・池袋の「池コン」など全国各地で続々と開催される数百人単位の合コン「街コン」。どこの都市も大盛況で、民放テレビ各局のみならず、NHKも全国ニュースで取り上げるほどの高い注目度だ。
「もともと、宇都宮の『宮コン』が『街コン』の発祥で、そこから全国各地に広がった。人数は男女数百人ずつが基本だが、3月開催の『宮コン』は男女1,200人ずつという大規模なもの。会場は開催する都市の複数の飲食店で、男女それぞれ決められた料金で3時間から4時間程度飲み放題・食べ放題。申し込みは人数が合わなくなると困るので、2人以上の複数単位。そこで、友達なり彼女なりを見つけてもよし、飲み食いを楽しむもよし。協力する飲食店は店のPRになり、開催した都市の活性化が狙いで、話題性もあるため全国各地で続々と開催されている」(情報番組スタッフ)
ところが、続々と新たな都市で開催される中、ここに来て問題点がいくつか浮き彫りになり始めたという。
「例えば、参加費が男子6,000円、女子4,000円だったとしたら、そのうち会場となる飲食店に払われるのは一律3,000円程度。80席ある店舗なら3,000円×80席で24万円となるが、街コン開催時間に入ってくる売り上げはそれだけ。というのも、ほとんどの『街コン』では同じ店に最初から最後まで同じ参加者がいることはなく、主催者の「いろんな店に行ってもらおう」という配慮から店チェンジの時間があるんです。そうなると、3,000円で1席を抑えているので、どれだけ参加者が回転してもそれ以上の金は入って来ない。大きな店舗ならいいが、たとえば20人程度しか入らない店だと、席の分しか金が入らないから、参加者が回転すればするほど赤字。どこの都市でも何件かは大繁盛する小規模な店があるが、そういう店の店主は『赤字だけど、PRだから仕方ない』と嘆いている」(事情通)
「街コン」の参加者がほかの日に来店しなければPRも何もあったものではないが、店舗側のみならず、参加者からも不満の声があがっているというのだ。
「大人数になればなるほど、好きな店に行って好きな席に座らせると収集がつかなくなる。それに、参加者は草食系男子が多く、『好みの女性がいる席に行ってください』と主催者がうながしてもなかなか行けない人が多い。そこで、店に入るとスタッフが席まで案内する、ということを繰り返していたら、『ぜんぜん、好みの子と話せなかった』なんていう男性が多い。肉食系男子は『なんで勝手に席を選んじゃいけないんだ』と不満タラタラ。一方、女性側からも『連絡先すら聞いてこなかった』、『結婚相手を探していたのに、ダメだった』などの声が。ある街コンのスタッフは『街コンが終わって解散した後、”消化不良”の女性参加者が店の前にたまっていたりするので、それをナンパしたほうが早い』なんて苦笑していた」(同)
せっかく出会いの場が増えているのだから、今後はそれを提供する店舗も、参加者ももっと満足感を得られる方向への改善が必要なようだ。
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