「ついに”お年玉”なしに!」お宝映画公開と新年会で判明した石原プロの苦境
今月5日、毎年恒例となっている渡哲也、舘ひろし、神田正輝らが所属する「石原プロモーション」の新年会が都内の事務所で行われた。
集まった報道陣の注目を浴びたのが23歳年下のモデル・長谷川理恵と交際中でゴールイン秒読みともいわれる神田。だが、「囲み取材ではいちいち舘が横やりを入れ、場を盛り上げていた。報道陣に追求された神田が『60過ぎたら好きに生きようと思って、やっと60過ぎたんですから、ほっといてください』と答えると、舘が『(神田との)結婚はないです。諦めていただきたい。長谷川さんすみません』と一方的に謝罪したり、神田に『(長谷川と)一番楽しいのは何をしているときか』と質問が飛ぶと、これも舘が『セックスでしょ!』と返すなどやりたい放題」(出席者)。ワイドショーなどでもこの囲み取材の映像が繰り返し流され、和やかな新年会のようだったが、今年は大きな変化があったという。
「石原プロの新年会といえば、昨年まで毎年恒例だったのが出席者への”お年玉”。とはいえ、その配り方は豪快で、札束を持った舘が上座に立ち、行列を作った出席者1人ひとりに手渡しで1万円を配っていた。昔はどさくさにまぎれて1人で数回並ぶ出席者もいたり、その模様がワイドショーで堂々と放映されていた。最近では、芸能界において、現金のおおっぴらなやりとりがあまり好ましくないムードになったのを受け、ワイドショーではその映像を使わなくなったが、”お年玉”は続けられた。ところが、ついに今年はそれがなくなってしまったという。理由は明らかで、昨春の経営陣の交代と、同プロの経営危機による財政難」(スポーツ紙デスク)
昨年3月末、同プロの株主総会で、同プロの創業者である故石原裕次郎さんの妻・石原まき子会長以外の取締役5人が退任。社長だった渡、取締役だった舘と神田は一俳優として同プロに所属することとなったが、そこが大きなターニングポイントとなったという。
「そのときの人事で、同プロの番頭として長年業界ににらみを利かせてきた専務だった小林正彦氏が健康上の理由を理由に退任し、芸能界から身を引いてしまった。これまで同プロの金の流れをすべて握っていたのは小林氏だったが、09年の裕次郎さんの二十三回忌イベントを国立競技場でド派手に行い、同社が貯め込んでいた30億円ともいわれる金を注ぎ込んだり、テレビ朝日の女性プロデューサーとズブズブで、いつの間にかそのプロデューサーが石原プロの内部のことにもクビを突っ込むようになった。そのため、大胆な人事は小林氏を追い出すためのクーデターだったのではといわれている。小林氏が去ってからは健全経営にシフト。新年会をみてもお年玉廃止や、小林氏のときには『飲めや、食えや』でとてつもない量の酒や豪華料理が振る舞われていたが、今年は常識の範囲にとどまったようだ」(同)
同プロに所属する俳優は現在わずか7人。これまでは小林氏のコネクションで何かといえばテレ朝だったが、昨年、渡は2本のTBS系ドラマに出演し、舘は今年のテレビ東京の新春時代劇に出演するなど仕事の幅を広げているが、それだけでは事務所は回らないようだ。
「新年会でまき子会長から、これまで”門外不出”といわれていた裕次郎さん主演映画『黒部の太陽』のノーカット版を44年ぶりに一般公開することが発表された。東日本大震災の被災地支援チャリティー企画として全国から上映主催者を募り、収益金を寄付するというが、すべて寄付するわけではないだろうし、今後、DVD化してしっかり稼ぐ腹づもりのようだ」(映画関係者)
着々と建て直しを図っているようだが、まだまだ時間がかかりそうだ。
天国で泣いてるよ。
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