映画界は今年も”大人の事情”ばかり……東宝&フジが『踊る4』『海猿4』投入へ
#映画 #踊る大捜査線
映画配給会社の東宝が、今年公開の映画に『踊る大捜査線』の4作目『踊る大捜査線 THE FINAL(仮)』と『海猿』4作目となる『BRAVE HEARTS 海猿』を投入する。
「どちらも前作が2010年に公開され、興行収入70~80億円と大ヒットを飛ばしましたが、『踊る』は前々作(03年)の170億には届かず、東宝としてはかなり不満だった。その理由というのが、最近の株価の低迷にあるそうです」(映画関係者)
確かに、前々作が公開された03年以降、同社の株価はうなぎ昇りとなっている。03年を底に06年には倍以上にまで上昇した。
「躍進のきっかけとなったのが、邦画の実写記録1位の『踊る2』なのは明らかです。ところが、最近は大ヒット作品がないためか、株価が03年の底値あたりまで落ち込んでいるんです。そこで、確実に数字が見込める『踊る4』と一昨年邦画1位となった『海猿4』をダブルで投入することで、株価アップを狙ってるそうです」(広告代理店関係者)
『踊る』はまだしも、『海猿』に至っては、前作で「ラストメッセージ」として、シリーズ最終作を謳っていたにもかかわらず、続編を投入することに東宝内でも疑問の声が上がったったというが……。
「それが、これは映画会社の問題だけではなくて、フジテレビも絡んでくる問題なんです。『踊る』も『海猿』もフジテレビが出資している。テレビの視聴率が奮わない今、巻き返すのは映画しかないということで、フジも来年はこの2つをゴリ押しするそうです。お互いの利害が一致したということですね」(テレビ局関係者)
2012年も”大人の事情”ばかりが跋扈(ばっこ)しそうな日本映画界。ドラマ『家政婦のミタ』のようなオリジナルのスマッシュヒットが見たいところだが……。
青島が殉職しないと終わらない……。
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