「飲酒運転やらしよったら、承知せんけんね!」福岡市の飲酒運転撲滅動画が本気すぎる!?
#ネット
「飲酒運転撲滅などを呼び掛ける福岡市の動画がすごい」と、ネット上で話題となっている。これは、福岡市中心部のバス停などの電子看板や商業ビルの大型ビジョンで放映されているもので、その名も「お知らせばい福岡」。「飲酒運転撲滅」と「福岡の観光」をテーマに50本が制作され、一般市民50人がそれぞれ博多弁で呼びかけている。
忘年会シーズンということで、現在は飲酒運転撲滅バージョンが集中的に放映されているようだが、出演する市民は会社員、主婦、大学生、ロックミュージシャンと実に幅広く、初音ミクに扮したコスプレイヤーが「飲酒運転は、同乗者も罰せられるって知っとった?」と呼び掛けたり、女子プロボクサーが「飲酒運転やらしよったら、承知せんけんね!」と拳とともに訴えるもの、高島宗一郎福岡市長自ら、ボディーアクションを交えて「飲酒運転はしない、させない、絶対許さない!」と力強く喚起するものなど、ユニークなコンテンツとなっている。
福岡市では2006年、市内在住の会社員の乗用車が、飲酒運転をしていた福岡市職員の男性の乗用車に追突されて博多湾に転落、会社員の車に同乗していた3児が死亡するという痛ましい事件が発生。それ以降、市をあげて飲酒運転撲滅に取り組んでいるにもかかわらず、飲酒運転事故件数は全国的に見てもいまだ多い。
そんな中、電子看板とテレビ・ネット・雑誌などのメディアを複合させ、より高い広告効果につなげようと、実験的に今回の「お知らせばい福岡」キャンペーンを始めたとのこと。それにしても、50本とは少しやり過ぎな気もするが……。
「市民像というのは人によって違うので、年齢・性別・職業などにバリエーションをもたせました。たくさんのバージョンがあるということで、見る側にとっても一方的な情報ではなく、身近に感じられるのではないかというのが狙いです。また、今回のコンテンツは福岡市の動画専門YouTubeチャンネルでも公開しておりますので、50本のサムネイルがどっと並ぶと、かなりインパクトがあるのではないかと思います」(福岡市広報戦略室・河津さん)
ちなみに、一番人気はダントツで「ヨーヨー世界5位青年」バージョンだという。
佐賀県武雄市が公式ページをFacebookに完全移行し、総アクセス数が1,000万PVを超えるなど、このところ地方自治体によるネット活用が功を奏している。この動画をきっかけに、ぜひ福岡市には飲酒運転撲滅、そして市のPRに成功してもらいたいものだ。
●福岡チャンネル
<http://www.city.fukuoka.lg.jp/f-channel/>
本当にやめて。
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