「手早く現金回収へ!?」Sexy ZoneにA.B.C-Z……”デビュー”を乱発するジャニーズのジリ貧
ジャニーズ史上初の「DVDデビュー」が決定したJr.内ユニットA.B.C-Z。これは、9日に行われた彼らの初座長舞台『ABC座 星(スター)劇場』の製作会見の席で発表されたもので、CDではなくDVDデビューとなった理由は、アクロバットを得意とするメンバーたちが「音とパフォーマンスを見てもらったほうが自分たちのよさが伝わるから」との希望をジャニー社長に申し入れたためだという。
だが、この件について「ついに! おめでとう!!」と素直に喜びを表すファンは少なく、「本当にこれってデビュー?」「意味が分からない」「DVD1枚出して、とりあえずこれで終了……になりそうで怖い」など、混乱と不安の声が噴出。それもそのはず、ここ最近の”デビュー”がこれまでのジャニーズの歴史を覆すほどの超ハイペースで進められているからだ。
「ファン層の重複を避けたり、事務所の体制を整えてひとつのグループに力を入れる意味でも、少なくとも1~2年は間をあけて新グループをデビューさせるのがジャニーズ事務所のこれまでの戦略でした。それが今年になって、8月にKis-My-Ft2、11月にSexy Zoneと立て続けに2つのグループがCDデビューしている。この上、来年早々にA.B.C-Zがデビューするなんて……前代未聞の展開ですよね。ジャニーズが手っ取り早く”現金”を回収しているようにしか見えないですよ」(ジャニーズに詳しい記者)
ちなみに、デビューDVDは新曲やオリジナル曲など2~3曲に加え、これまでの舞台や公演の映像が盛り込まれる予定。価格は1,500円~2,000円程度になるという。また「今後、CDを出す予定はありません」とジャニー社長が断言していることから、2枚目、3枚目もDVDで売り出される形となりそうだ。
「DVDチャートを賑わせたい。僕たちをきっかけにこの方式が広がっていつかレコード大賞じゃなくてDVD大賞ができれば」とメンバーは意気込んでいるというが……。
「CDでは1位が取れないことを見越して安価なDVDで枚数を稼ぐ戦法なんでしょうけど、そうなってくると音楽番組への出演など、従来通りのPR活動が行いづらいように思います。握手会や、家電量販店のテレビモニターなどでDVDを流してもらうアイデアも明かされましたが、この方式では新たなファンの開拓は厳しいかも」(同)
だが、何はともあれ念願かなってのデビューはファンにとっても本人たちにとってもうれしい話。現時点でメンバーの五関の下積み歴は13年6カ月となり、これまでの最長記録保持者・藤ヶ谷の12年9カ月を大きく上回ることとなる。平均年齢23.6歳の遅れてきた「新人」たちは、”ジリ貧”のジャニーズを救うことができるだろうか。
これに出てるって。
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