「テコ入れも逆効果!?」いよいよ視聴率一桁が見えてきたキムタク『南極大陸』の惨状
#ドラマ #SMAP #木村拓哉 #TBS #南極大陸
27日に放送されたTBSドラマ『南極大陸』第7話の平均視聴率が13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが分かった。13.4%という数字は第5話の13.2%に次ぐ低視聴率。前回が19.1%を記録しただけに、番組関係者の間では視聴率のV字回復を願う声も大きかったが、その願いも空しく視聴率回復は叶わなかった格好だ。
「そもそも前回の19.1%だって、ドラマの前に日本シリーズ第7戦が放映されていたので、視聴者がそのままチャンネルを合わせていただけですからね。前回からマイナス5.7%という数字は、前回ドラマを観た視聴者が”やっぱりつまらない”と感じたということを証明したようなもの。事態はより深刻です」(テレビ情報誌編集者)
ファン無視の落合ドラゴンズの「オレ流」采配が不評だった日本シリーズにすら力を借りなければ高視聴率をキープできないとはもはや末期的症状というしかないが、それでもTBSとしてはこの上昇気流に乗ろうと、第7話が放映された直前の25日には第5話と第6話を緊急再放送するなどテコ入れを行った。しかし、ご存じのように視聴率は惨敗。
「結局、視聴率が下げ止まらない原因は、ドラマそのものがつまらないからです。リアリティーのない茶髪のキムタクの演技や安易なストーリー展開といった欠陥は、初回放映時から指摘されていたこと。20億円もの莫大な制作費をかけようとも、豪華助演陣をそろえようとも、いかんともし難いですからね。過去の回を再放送したのはテコ入れどころか、ドラマのつまらなさをあらためて浮き彫りもしただけで、むしろ逆効果だったのでは(苦笑)」と、前出の編集者はあきれる。
本当の意味でテコ入れを行うならストーリーを大幅に変更して、演技力に定評のある助演陣のシーンを増やすぐらいしかなさそうだが、キムタク主演ではそれもままならず。TBSは20億円を抱えたまま、キムタクと心中するしかないのか。ドラマへの興味の焦点はもはやキムタク率いる南極観測隊の行方ではなく、「視聴率がいつ一桁台に転落するのか」に移ったと言っていいかもしれない。
(文=牧隆文)
キムタクはキムタク。
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