万能味噌を使った魔法の料理「西京の相性は黄身(最強の相性はキミ)」
#料理 #男のダジャレレシピ
料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。
父 「明後日の夕飯、俺に作らせてよ」
母 「もちろんいいけど、ずいぶん先の話ね」
父 「これで作りたい料理があるんだけれど、それは2日前から仕込まないといけないんだ」
母 「あら、西京味噌を使うの? 何ができるのかしら」
父 「これを日本酒と合わせて、豚肉と鮭に塗ったら準備完了。もう一品は……秘密にしておこうかな」
母 「西京漬けね。ありがとう、私の大好物よ!」
――そして2日後
父 「よし、ちょうどよく漬かったぞ。西京味噌をよく拭き取って、魚焼きグリルで焼けば出来上がりだ」
母 「あら、おいしいじゃない。西京味噌って鮭だけじゃなくて、豚肉との相性もいいのね」
父 「そうなんだ。実は魚でも肉でも、大抵のものと相性がいいんだよ。でも一番は、これ」
母 「え、卵の黄身? これも西京漬けなの?」
父&母 「そう。僕にとって、西京漬けの相性は黄身が一番なんだ。このメッセージ、受け止めてくれ!」
母 「メッセージ?……分かった!」
父&母 「西京の相性は黄身(最強の相性はキミ)が一番!」
父 「味はどうだい?」
母 「えー、グー(エッグ)!」
■材料
・西京味噌 適量
・日本酒 適量
・卵黄 適量
■作り方
1、西京味噌に日本酒を混ぜ、柔らかくしておく。
2、皿に入れてガーゼを敷き、へこみを作って卵の黄身だけを入れる。
3、ラップをして、冷蔵庫で2日程度寝かせる。
■玉置メモ
・卵黄の西京漬けは、古い卵だと黄身がすぐつぶれてしまうので、新鮮な卵を使うのがコツです。西京味噌で黄身をサンドするやり方もありますが、それだと黄身が割れてしまうことが多々あるので、この方法が無難です。
・肉や魚を西京味噌で漬ける場合、塗るようにして作ると、味噌が少量でできます。黄身を漬けた後の西京味噌で作ると経済的。
・味噌漬けは簡単にできる上、ほとんどのものがおいしくなる魔法の料理です。漬ける時間や味噌の種類を変えて、最強の味噌漬けを探してみてください。
(文・写真=玉置豊)
●たまおき・ゆたか
へんな料理研究、マイナーアウトドア、狩猟採取が趣味のWEBディレクター、ときどきライター。「デイリーポータルZ」、「地球のココロ」、「@ニフティ つり」など で連載中。
< http://www.hyouhon.com/>
たかが卵。されど卵。
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