与野党から勧誘の動きも……「自分の言葉がない」小宮悦子キャスター政界進出への壁
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日曜朝の報道番組『サンデーフロントライン』(テレビ朝日系)が9月で終了し、レギュラー出演番組がなくなったキャスターの小宮悦子に、政界転出のうわさが後を絶たない。
小宮といえば、夕方の報道番組『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)のメインキャスターとして長く活躍していたが、昨今の番組制作費削減が直撃した形で降板。『サンデーフロントライン』は小宮の救済策ともいわれた番組だったが、視聴率で抜き出ることもなく、わずか半年間で終了した。
そんな小宮に永田町から熱視線が送られている。以前なら声をかけてもテレビ出演との兼ね合いがネックだったが、その足かせがない状態とあって、2年後の総選挙の目玉にと与党野党がそろって声をかけているというのだ。
週刊誌の政治記者によると、自民党は元テレ朝アナウンサーだった丸川珠代を接触させたのだという。
「丸川はかつて『ニュースステーション』で小宮と仕事をした後輩で、『東京18区での擁立を』と具体的なプランも提示したそうです。これが実現すれば菅直人との対決になります」(同記者)
一方、民主党はこちらもテレ朝出身の議員である笠浩史が交渉の窓口になっているという。
「ただ、民主党は各選挙区の立候補者がすでに決まっているので、比例単独か参院でしょう」(同)
自民・民主どちらが獲得できるか、その可能性は最近の小宮の発言を見るとにおってくる。例えば、10月発売のある週刊誌では、公務員制度改革について「自民党より民主党の方がよっぽど甘かった」と与党批判をしているのだ。
小宮は『サンフロ』時代の値下げされたレベルでも3,000万円クラスの契約があったとされるが、議員となれば少なくとも2,500万円の年収は保障され、収入的にも転身はメリット十分。ただ、テレ朝関係者からは「悦っちゃんは政治家向きではない」という声もある。
「彼女がフジテレビの安藤優子に差をつけられたのは、自分の言葉が少ないから。渦中の人物への独占インタビューが実現しても『みなさんはこう思ってますよ』とか、自分の意見を控えて逃げ道を作る癖があった。あれでは司会者として技量があっても、ジャーナリストにはなれない。まるで”無知なオバサン”みたいに見えてしまうところは、政治家として見ても魅力的ではない」
こう話す同関係者によると、これまで専属契約を結んできたテレ朝は今後も小宮を起用していく姿勢だという。また一説には、小宮に接触した年配の男性議員の中には、政界への勧誘ではなくデート目的で食事に誘った輩もいたとか。
いずれにせよ政界からの”ラブコール”に小宮がどう動くのか注目される。
(文=鈴木雅久)
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