毒餃子事件再発の影でささかれる「ジャッキー・チェンの呪い」のうわさ
#ネット #中国 #ジャッキー・チェン
中国で、毒餃子事件が再び発生した。北京五輪の公式スポンサーでもあり大手食品メーカーの「思念食品」が製造した冷凍水餃子から黄色ブドウ球菌が検出され、販売中止となったのだ。
この騒動に関し、中国のネット上ではある”呪い”がまことしやかにうわさされている。
回収騒ぎとなった商品の広告塔を務めていたのは、世界的スターのジャッキー・チェン。ところが、このジャッキーが過去に広告塔となった商品や企業が、次々と悲運に苛まれているというのだ。
中国版Twitter「微博」に書き込まれたネット市民らのつぶやきによると、ジャッキーの呪い伝説の始まりは、今から15年ほど前にさかのぼる。ジャッキーはVCD機メーカー「愛多VCD」のCMに出演。広告効果は上々で、同社は業界トップ3の座へと躍り出た。しかし、それも束の間、数年のうちに同社は経営破綻。経営トップは詐欺罪で逮捕され、懲役8年の刑に処せられた。
またその後、ジャッキーがCM出演していた中国産コーラ「汾湟可楽」も、間もなく市場から姿を消している。ジャッキーへの出演料も含め、年間1.5億元という巨額なテレビ広告費も、足を引っ張ったといわれている。
また最近では、昨年7月、ジャッキーがイメージキャラクターを務めていた、育毛促進漢方薬配合のシャンプー「覇王」の成分に、発がん性物質のジオキサンが含まれていたことが判明。製造元の覇王集団の株価は14%急落する事態となった。
ちなみにジャッキーはかつて、各地の出国審査場で放映される、中国からの模造品の持
ち出し禁止を呼びかける広報ビデオにも出演していた。これは、北京五輪が行われた2008
年に製作されたもので、「我が国は模造品密輸対策を行っていますよ」という世界にアピールするものだ。ところがその後、中国から世界への模造品輸出は減るどころか増加傾向にあり、世界に溢れる模造品の3分の1が中国産という不名誉に甘んじている。これもやっぱりジャッキーの呪い!?
(文=高田信人)
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