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中高年を虜にした新機軸アイドル・ももクロ 過密スケジュールに心配の声も

momokuro10200.jpg「労働讃歌」(キングレコード)

 新世代アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(以下、ももクロ)の勢いが止まらない。多くのCMで活躍し、CSテレ朝チャンネルでレギュラー番組が決定。今月15日には老舗メタルフェス「LOUD PARK11」に出演するなど、その名はコアなアイドルファン以外にも広く広まっている。

 所属事務所のスターダストといえば、柴咲コウや北川景子など人気女優を多く抱える芸能事務所。正当派女優のイメージが強い同事務所芸能3部の、アイドルユニット展開として誕生したももクロは、大方の予想を裏切る活躍を見せた。当初はさほど期待されておらず、担当スタッフも手薄であったが、それが成功の要因だと見る向きもある。

「ももクロは、これまでの大手プロダクションのように莫大な広告費を使ってPRする売り出し方ではなく、ネット上での口コミ、サブカル文化人のアナウンスによって広く認知を得ました。遠い存在になっていくAKB48へのカウンターとして、身近でまったく新しい現場があるという、アイドルヲタの声によってここまで大きくなったといえます」(芸能雑誌関係者)

 また、中高年のファン層を狙った点も成功の要因だという。

「1980年代にもアイドルは大きなブームとなりました。そのころに夢中だった現在の中高年を、今またアイドルに向けるための仕掛けを用意したのが、ももクロの運営の特徴です。さらにプロレスやメタルが好きなサブカル中年の現在の受け皿としても機能しています。実際ライブには若者よりも中高年の姿が多く見られます」(同関係者)

 もっとも、急激な人気上昇によって、スケジュールが過密化。メンバーの健康状態を心配する声もある。

「ももクロは、静岡の学校に通うメンバーもいる中、連日過密スケジュールで動いています。パフォーマンスの激しさが彼女たちのウリですから、レッスンもステージも相当過酷。車移動で日本中を回るツアーを行ったインディーズ時代から、ももクロのメンバーはハードな生活を強いられてきました。11月に発売されるシングル名が『労働讃歌』(キングレコード)というのも皮肉な話です」(同関係者)

 さらに、メンバーの高城れには、去年の公開体重測定イベントの後より痩せ続けており、多くのファンを心配させている。

「彼女はももクロのメンバーの中でも”汚れ役”的なポジションで、ライブでは一人だけジャビットの格好をしたり、バカボンのパパの格好をしたりしていました。先の『LOUD PARK11』出演時のメイクも、メンバー内で一番濃くて過激だったのは彼女。担当スタッフを名指しで嫌いだと言ったというウワサがネットで流れるなど、スタッフとの不和を心配する声も出ているようです」(同関係者)

 いくつか不安の種を抱えているとはいえ、彼女たちには風が吹いている。トントン拍子でトップアイドルになれるほど甘い業界ではないが、苦難を乗り越え、デビュー時から掲げる「下克上」を果たして欲しいものだ。
(文=佐々木智花)

労働讃歌

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最終更新:2013/09/10 19:23
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