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ファンと合コン、4万人握手会……男性バンドが色恋営業!? 交流イベント続発の裏事情

brk.jpg『GO』(ZAIN RECORDS)

 AKB48を筆頭に、ももいろクローバーZ、SUPER☆GiRLSなど女性アイドルがCDを売る際の定番となっているファンとの握手会イベント。CDの売り上げが低迷する時代に、コピーできない体験を売る商法として確立されつつある。そんな流れは、男性バンドの間でも横行しているようだ。

「DAIGO率いるBREAKERZは、アルバム『GO』(ZAIN RECORDS)の3形態同時購入者から抽選で3名限定の合コンを開催するほか、バックステージ招待などの特典を付けて販売。また、Janne Da Arcのボーカル・yasuのソロプロジェクト・Acid Black Cherryは、9月からの5カ月連続発売のシングルと3rdアルバムの計6枚の購入者4万人との握手会を開催します」(音楽雑誌の記者)


 そのほか、ビジュアル系バンドのシドはシングル購入者の中から抽選で6,000人を招待し、それぞれ指名したメンバーとカップルシートに座れるというイベントを開催。いずれもCDは前作を上回る売り上げを記録しているようだ。

「CDが売れないこのご時世、レコード会社もアーティストの商品価値をシビアに見ており、売り上げが低迷すれば最悪、契約を切られてしまう可能性もある。特に売り上げ枚数が前作を割れると落ち目だと評価されかねない。ビジュアル系出身バンドの中にはデビュー前にライブハウスで積極的にファンと交流したり、ときに”色恋営業”に近いことも行って動員を増やしてきたバンドもいる。そのため、ファンと接するのは抵抗が少ないのでは」(同記者)

 ファンとアーティストの距離が近くなり、アーティストが作品を購入してくれたファンに感謝の意を示すことは間違ったことではない。だが、現在の状態が進めば、売り上げと作品の正当な評価が合致しない時代が来る可能性もある。CDというパッケージ販売と配信の曲がり角に来ている音楽業界。今後、このような特典商法のみが幅を利かす時代が来るのだろうか……。

GO (初回限定盤A)

ビジュアル系だったんだ。

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最終更新:2013/09/11 12:27
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