トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 「同じネタをやるのは3回が限界!?」”ロッチらしさ”プラスαの新作コントって?

「同じネタをやるのは3回が限界!?」”ロッチらしさ”プラスαの新作コントって?

110929bt_0124.jpg

 来る11月、東京・大阪の2都市でロッチの単独ライブ第3弾『ストロッチベリー』が行われる。『キングオブコント』では2年連続の決勝進出を果たすなど、コントのスペシャリストとしても知られつつあるロッチ。飄々としたキャラクターの裏に隠されたコントへのこだわりをたっぷり語ってもらうことにした。

――今年の『キングオブコント』はいかがでしたか?


コカドケンタロウ(以下、コカド) 今回は決勝に行って当たり前みたいな感じがあったんで、僕らも「行かないと」とは思っていたんですけどね。やっぱりみんな面白いし、なかなか難しいですよね。

――(準決勝で敗退して)初めて決勝で審査する立場に回って、8組のコントを見た感想はいかがでしたか?

コカド コントにもまだまだ新しいことがあるんだなあ、と思いましたね。僕のイメージですけど、今までのお笑いの大会では決勝に残らないような感じの面白いコントが残ってたんで、やっぱり新しいことを欲してるのかな、と思いました。

――それは「世間の人が」ということですか?

コカド 世間の人もそうですし、業界の人も含めて。僕らの場合、ロッチはこんなコント、っていうのが何となく認識されつつあるのかもしれないんですが、それプラス何かちょっとぐらい新しいことも入ってた方がいいのかな、とは思いましたね。

中岡創一(以下、中岡) 「決勝出てないんや」っていろんな人に言われたのは、悔しかったけどうれしかったですね。そこにいるぐらいのコンビでしょ、ってみんなに思われてたっていうことなので。コントのイメージが僕らにも多少ついてきたのかな、と。あそこに行くことって、僕らからしたら相当なハードルなんですけど、世間からそう思われてるのはうれしかったですね。

――今回の単独ライブ『ストロッチベリー』では、初めて大阪でも公演をするということですが、今後はそれ以外の地方にも行きたいですか?

コカド できることなら、全国ツアーはやりたいですね。ただ、中岡くんが同じネタを何回もやるのは得意じゃないみたいなんで。本当は東京公演も5回っていう案が出たんですけど、3回が限度っていうことやもんね。

中岡 いや、それ、僕のせいにしてるけど、コカドくんが言うてたからね(笑)。コカドくんが、「やっぱ3回やったらちょっと飽きてくるな」って言ってたから。僕はだんだん慣れてくるから、そりゃ回数やってもいいですよ。

コカド あら、そう(笑)。じゃあ、もしかしたら来年は5回公演もあるかもしれないです。

――ロッチさんのコントは、ネタのパターンが一個一個違っていて、種類が豊富だという印象があります。

コカド そうなんですよね。いろんなことをやりたくてやってるつもりなんですけど、人によっては「ロッチのネタってこんな感じでしょ」とも言われますけどね。それはどっちかというと、「いろんなパターンがあるね」っていう方が言われたいんですけど。

――ネタの中身は違うんだけど、それぞれに共通する「ロッチさんらしさ」みたいなものがどこかにある、っていうことじゃないでしょうか。

中岡 そうですね。まあ、見てる人にはそういうのがあるんだと思いますね。

――それって具体的にはどういうことだと思いますか?

コカド たぶん、日常からあんまり離れないことと、人間の切なさみたいなのがどっかに出てる、っていうことなんですかね。

――ちょっと悲しい感じの。

コカド そうですね、報われないとか恥ずかしいとか、そういうのが多いとは思いますね。

中岡 コカドくんって、普段、僕が何言うてもそんなに笑わないんですけど、僕が辱めに遭ったりミスしたりするとケタケタ笑ってますから(笑)。そういう部分が面白くてしょうがないんでしょうね。だから、僕はコカドくんと接してると、ずっとバカにされてる感じがするんですよ。まともにしゃべってもらってる感じはしないです。

コカド 一番面白いのは、恥ずかしい状況になったときの(中岡の)無言の表情ですけどね。何もしゃべってないのに、顔見てるだけで面白いっていう状況が、僕は一番笑っちゃいますね。

――最後に、今回の単独ライブのコンセプトと、どういう人に見に来てほしいか、というのを教えてください。

コカド 最近はネタ番組がなくて、テレビでコントをやれてないので、ロッチの新ネタを見てもらうっていうのはこっちにもプレッシャーがあります。そういう意味では、原点がコントなので、それをちゃんとやろうっていうのがコンセプトですかね。

中岡 ネタが好きな人っているじゃないですか。バラエティーよりもネタを見たいっていう人がちょくちょくいるんで、そういう人には見に来てほしいですね。
(取材・文=ラリー遠田/写真=尾藤能暢)

●ロッチ
中岡創一(写真右)とコカドケンタロウ(左)からなるお笑いコンビ。2005年結成。コント日本一を決める『キングオブコント』では09年、10年と連続して決勝戦に進出している。

●ロッチ単独ライブ『ストロッチベリー』
・東京公演
【日時】
2011年11月4日(金) 18:20開場 19:00開演
2011年11月5日(土) 13:20開場 14:00開演
2011年11月5日(土) 17:20開場 18:00開演
【会場】北沢タウンホール
【料金】5,250円(特典付き・全席指定)
ローソンチケットにて発売中(Lコード:35242)

・大阪公演
【日時】11月27日(日)16:20開場 17: 00開演
【会場】ABCホール 
【料金】5,250円(特典付き・全席指定)

※10/15から先行販売開始。その他詳細は確定次第オフィシャルサイト「ワタわら」などで発表。

ロッチ単独ライブ 「PELO PELO PELOTTi」

昨年も大盛況でした。

amazon_associate_logo.jpg

最終更新:2018/12/07 19:48
ページ上部へ戻る

配給映画