「尿検査が原因ではない!?」加護亜依、自殺未遂の真相とは?
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9月11日、大量の精神安定剤を飲んだ後、手首を切って自殺未遂図った元モーニング娘。の加護亜依。マスコミ関係者からは「加護は警察から覚せい剤の尿検査を受けたショックで自殺を図った」という情報が飛び込んできた。
だが、今年に入り勃発した加護の引き抜き騒動後、真相を明らかにするために所属事務所「メインストリーム」の伊藤和幸社長を取材し続けている筆者はそうは思わない。同棲中の飲食店プロデューサー安藤陽彦容疑者が恐喝未遂で逮捕されたことで、引き抜きの影の仕掛け人と言われている”芸能界の実力者”の息子で、大手プロの役員を務めるA氏が、加護から手を引いたのだ。そのことで、自身の芸能界復帰が絶望的になったと加護は思い込み、自殺未遂を図ったのではないか。
安藤は9月6日に警視庁赤坂署に逮捕されたが、同居している加護も事情を知っているのでは、と事情聴取を受けた。その際、加護は警察から尿検査も受けている。加護は精神安定剤を常用していたために太り気味になっており、時には目がうつろだったことから薬物使用の疑惑を持たれたようだ。もちろん、このこともショックだったろうが、その後、こんなことも起こっている。安藤の逮捕後、前述したA氏は、”実力者”である父親と赤坂署に出向いて「俺は安藤と関係ない。だまされただけ」と無関係を主張。加護とも連絡を絶ったというのだ。
加護は昨年の夏以降、安藤にそそのかされて、メインストリームからの移籍を画策していた。その際、安藤の友人であるA氏が協力を申し出て、「俺の事務所で加護を預かる」と言ったからこそ、メインストリームとの話し合いが暗礁に乗り上げ、仕事が開店休業状態になっても、加護は安心していられたのだ。
ところが安藤逮捕でハシゴを外された加護は、ショックのあまり自殺未遂を図った。加護はモーニング娘。時代に2度の喫煙発覚で事務所を解雇された際、失意のあまりに自殺未遂したとカミングアウトしたことがあった。今回が、2度目の自殺未遂になる。ところが、メインストリームの伊藤社長は「加護は自分が思うようにいかないと、自殺する真似をするんです。これまでも数え切れないほどありましたよ。今回だって、本気で死ぬ気だったら、事務所――と言っても、うちじゃありませんよ。安藤の事務所です――に連絡しませんよ。狂言としか思えません」と言う。
この話を聞いて、現在活動休止中の歌手の中森明菜を思い出した。彼女は当時、恋人だったマッチこと近藤真彦との関係がうまくいかなくなると自殺未遂をしては周囲を困らせた。その回数は数え切れないほどあったという。明菜が「研音」から独立するきっかけになった、1989年7月の自殺未遂。研音の上層部は「またか」と思い、慌てず病院に駆けつけたところ、マッチの母親代わりだった「ジャニーズ事務所」のメリー喜多川副社長は先に駆けつけて、自殺の真相を隠ぺい。その後、研音に不信感を持った明菜が独立したという笑えない話がある。
加護も明菜と同じタイプのようだ。精神安定剤を大量に飲んだ加護がA氏周辺に連絡、自殺を察したA氏は慌てて、安藤の運転手に電話。マンションに駆けつけた運転手が加護の自殺未遂を発見、通報した、ということのようだ。
加護は、自殺未遂することでA氏を困らせることはできただろうが、これでは何の解決にもならない。それどころか、世間を騒がせたことで、加護の芸能界復帰は絶望的になったのではないか。安藤やA氏と関係を持たなければ、ここまで追い込まれることはなかった。加護、悔やんでも悔やみきれないかもしれない。
(文=本多圭)
波乱万丈。
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