「ずっと紳助を切りたかった!?」吉本に”親密メール”を持ち込んだ闇人物とは
#島田紳助 #吉本興業
泣く子も黙る芸能界の実力者であるA社長と、吉本興業の大崎洋社長の蜜月関係は意外に知られていない。が、特にここ3カ月は密に連絡を取り合っていたようだ。「大崎社長はいつも紳助のことで悩んでいましたよ。紳助と暴力団関係者の距離が近いことは、ずっと前から知っていましたからね」と明かすのは、芸能プロ幹部だ。
そんな折、吉本に持ち込まれた大阪府警の捜査資料。その内容はすでに伝えられている通り、紳助が暴力団幹部に宛てた手紙や写真の存在、当局が暴力団の構成員と認定しているボクシングの元世界チャンピオン渡辺二郎被告とのメールのやりとり。それ以外にも、紳助と暴力団との親密関係を裏付ける供述調書や諸々の書類があったという。一体なぜこんなものが吉本に持ち込まれたのだろうか? 事情通が声をひそめる。
「そういったもののほとんどが、渡辺被告の裁判の際に用意されたものだったんです。つまり、資料を持ち出せるのは当事者である渡辺被告や彼らを訴えた原告、さらに裁判所員、大阪府警や地検関係者くらいしかいないんですよ。当事者が流しても何の得にもならないから後者でしょうが、裁判所員と当局関係者が直接流すとは思えない。あるとしたら、彼らの内部にもネットワークを持つ人間。大崎社長が自らよこせといったとも考えにくいですし、そうなるとAさんということになる。実際、Aさんはそういったネットワークを持っていますしね。」
もちろん、A社長が一枚かんだなどという証拠は何もない。
「ただ、気になることがあるんですよ」とポツリ漏らすのは、事情通のひとりだ。というのは先週末の時点で、A社長と最もじっこんと言われるスポーツニッポンの芸能社会担当記者たちがなぜか、「来週、紳助が重大発表するよ」と知人に吹聴していたというのだ。事実、スポニチのXデスクは某情報番組にゲスト出演したとき「日曜日の時点で聞いていました」と明かしている。そのころ、紳助の引退記事が「女性セブン」(小学館)に出るとウワサが立ったのも、同誌編集長がA社長とかなり親しいからだった。実際はウワサにすぎなかったが……。
それにしてもこの情報の流れ方、大いに気になる。
「大崎社長は紳助と個人的には仲がいいが、吉本内部では幹部の8割以上が紳助を切ることで合意していた。そのため、経営者の立場から切らざるを得なかった事情がある。そのことで芸能界とテレビ界に絶大なる影響力を持つA社長に相談していたんですよ。A社長からしても、紳助がいなくなればその番組枠に自分がかわいがっている宮根誠司や羽鳥慎一を入れ込めるかもしれない。お互いの利害は一致しています」(吉本の内情に詳しい関係者)
それだけではない。今回の突然の引退発表で迷惑をかけたテレビ局への損害賠償についても特例中の特例措置が取られるようだ。
「損害賠償額を直接払うというやり方ではなく、吉本の出演タレントたちのギャラをダンピングして、その差額分を損害賠償に充ててくれという話だ。テレビ局にとっては狐につままれたかのような話だが、大崎社長だけでなくA社長からも言われては、テレビ局編成としても従わざるを得ませんからね」(テレビ関係者)。
まさかA社長&大崎社長による紳助切りだったのか? 断定はできないが、状況証拠的には2人の御大が何らかの絵を描いていた可能性はゼロとは言えない。まさに、恐るべし芸能界だ。
(文=スーパー芸能記者X)
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