お天気だけじゃない! 福田萌はジャーナリストの素質あり!?
#本 #Twitter #インタビュー #福田萌
日本テレビ『ラジかるッ』にてお天気お姉さん兼アシスタントとしてブレークし、テレビ・ラジオなどで活躍中の福田萌。Twitterで積極的にツイートをしており、夜の12時ごろに「よるほー」、深夜2時ごろに「うしほー」と時報をつぶやくなど、独特のキャラクターが人気を集め、現在のフォロアーは8万4,000人を超えている。
そんな萌ちゃんが8月5日、タレント初となる”つぶやき写真集”、『もえtter』(宝島社)を発売した。
「毎日せっせとつぶやいていたら、なんと単行本になっちゃったなう」という萌ちゃんに、本の内容やTwitterのことなど話を聞いた。
――ブログも更新されていますが、Twitterをはじめたきっかけは?
「大学時代の友達はIT系に勤めている子が多くて、友達に勧められて2009年の9月にアカウントを作ったんですが、最初は面白さが分からなかったんです。その翌年にiPhoneを買ってEchofon(Tiwtterアプリ)を使うようになったら見やすくなって、その時にはTwitterをやっている人が増えていたのでいろいろな人と交流をするようになり、一気にハマっちゃいました」
――つぶやきが増えるようになるとフォロアーも増えていきますしね。
「iPhoneにする前は300人くらいだったのが、一気に1万人、3万人……みたいに増えていって、それが励みになりましたね。基本的にフォローしてくれた方にはフォロー返ししているんです。手動でクリックしてやっています」
――「こんなつぶやきがウケた」ということはありますか?
「小説風に、私が応援しているヤクルトスワローズのキャラクター『つば九郎』と『燕太郎』と私の三角関係みたいなストーリーというよりも妄想に近いことをつぶやいたんですよ。そうしたら、『ヤクルトの試合より萌ちゃんのつぶやきの方が面白い!』『続きが気になる!』とすごく反応がありました(笑)。オチとかも決めないで始めたんですが、結局30くらい続いて、ちょっとした短編小説みたいになったのは、実験的で面白かったです」
――ヤクルトファンの福田さんならではのエピソードですね(笑)。他に、Twitterを続けていて驚いたことはありますか?
「伊集院光さんに『いつもラジオ聴いています』ということを本人宛につぶやいたら、『深夜の馬鹿力』でネタにされて『これ聴いているか福田萌ちゃん!』みたいなこと言われた時はびっくりしたけどうれしかったです!」
――本の話は、いつ頃に?
「4月くらいですね。ブログ本をいつか出してみたいとは思っていたんですが、まさかTwitterで出せるとは思っていなかったのでびっくりしました。でも、ブログだと過去の蓄積を掲載するだけですが、Twitterなら面白い企画が出来るんじゃないかと考えて、『何のコスプレをして欲しいですか?』とか、大喜利などを企画して、フォロワーと一緒に本を作っていったという感じですね」
――どんなコスプレをされているのか、気になるところですが……。
「リプライの中から厳選したコスプレをやらせていただいたんですが、本の話をいただいたときに真っ先に『中華街でパンダの格好して練り歩きたい!』とお願いしたんです(笑)。Twitterで私を知っている方なら、『キレイ』『カワイイ』とかだけじゃない面白い要素を盛り込んだ方が楽しんでもらえるかなと思ったので……。こんなこと誰もしていないだろうし、自分自身が一番楽しんじゃいました」
――大喜利は、福田さんご自身が審査されたんですか?
「大喜利もフォロアーの人にたくさんご応募いただいて、10個のテーマでそれぞれ最優秀賞1つと優秀賞2つと佳作3つを選ばせていただきました。誰のツイートが選ばれたかは……本を買ってもらわないと分かりません(笑)」
――ジャーナリストの津田大介さんとの対談もされたとのことですが。
「私の中でTwitterのキングだと思っている方なので、最初は緊張しました。『Twitterがこれからどうなるか』といった話などをさせていただいたんですが、『福田さんはジャーナリストの素質があるね』みたいなことをおっしゃられて……。逆に、『ワセ女が好き』とか津田さんのツイートも見ていたので、その話をすると『何で知っているの?』と驚かれたりしました」
――本を出したことで、今後もフォロアーが増えたりすると思うんですが、福田さん自身、これからTwitterの使い方は変わっていくのでしょうか?
「フォロアーが増えるにつれて、一般の人にも幅広く浸透しているんだというのを実感して、同じようにつぶやいていても捉え方が変わってくるのかな、と感じています。だから、なるべくみんなに分かりやすいツイートをするように、と意識が変わってきました。あとは、ツイートする際にワンクッション置いて、責任を持つようになってきましたね」
――岩手県ご出身だということもあって、東日本大震災の際にTwitterを使っていろいろなアクションもされていらっしゃいました。
「震災があって、リツイートが浸透してきて情報の伝播が速くなっているので、より正しい情報を、と考えて岩手県内の公式アカウントのリストを作ってみたりしていました。でも、最近はあまりシリアスにならないように、楽しんでもらえるようなツイートを心掛けるようにしています」
――これからは、女性の方もどんどんTwitterを使うようになっていくと予想されますが、福田さんからアドバイスをお願いします。
「女の子って会って近況報告したりしますが、メールしなくてもTwitterをしているとお互いが何をしているのか知ることが出来るので、リアルで会った時に話題が広がりやすいかも。落ち込んでいるツイートとかを見た時に連絡したりも出来ますしね」
――フォローしていることによって、より人との結びつきが強くなるということですね。
「『今、何しているの?』とか『どんな考えの人なの?』というのが、その人のタイムラインを見れば人柄とかも透けてくるので、例えば新たな婚活の場になれるかも(笑)。好きなアーティストさんともより密接な関係になった気がしますよね。いろいろ活用法はあるので、一人一アカウントくらい浸透してもいいと思います」
――では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。
「Twitterをやっている人もやっていない人も『もえtter』を見て、Twitterの世界をより深く知ったり、いろいろなコミュニケーションをしていただければいいなと思っています。あと、『もえtter』の続きは、私のTwitterで(笑)。よろしくお願いします!」
(取材・構成=ふじいりょう/写真=岡崎隆生)
●ふくだ・もえ
1985年6月5日生まれ。岩手県出身。横浜国立大学卒業。’06 年度ミス横浜国立大学。
同年、『ミスオブミスキャンパスクィーンコンテスト』審査員特別賞受賞。大学在学中から芸能活動を始め、2007 年から日本テレビ『ラジかるッ』にてお天気お姉さん兼アシスタントでデビュー。現在では、バラエティー番組やドラマなどへ幅広く出演。また FM NACK5「おに魂」、文化放送「夕やけ寺ちゃん 活動中」では火曜日のラジオパーソナリティも担当している。2009年から「Twitter」を始め、2011年8月現在、フォロワー数は8万4000人を突破した。
コスプレも必見。
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