ももいろクローバーZが神宮外苑花火大会を席巻! 初のスタジアム級ライブを堂々完遂
#アイドル #ももいろクローバーZ
1stアルバム『バトル アンド ロマンス』がウイークリーチャート3位に入り、大型のフェスやイベントへの招待が増え、破竹の勢いにあるももいろクローバーZ。
8月6日は明治神宮外苑にて開催された「日刊スポーツ主催 東日本大震災復興チャリティー 2011 神宮外苑花火大会 ~日本を元気にする花火~」に参加した。今回は大震災が起きたばかりということもあり、高円寺町ぐるみ活動「子どもみらい高円寺」が招いている福島県南相馬市の子ども40人を神宮球場観覧会場に招待するなど、チャリティーイベントとして実施された。
毎年恒例の「神宮外苑花火大会」は、東京の神宮外苑一帯のスタジアムをフル活用した大規模な花火イベントとして知られる真夏の風物詩。
神宮第二球場を打ち上げ会場とし、有料観覧会場に国立競技場、神宮球場(+軟式球場)、秩父宮ラグビー場の四会場を用意。各所で著名アーティストが共演するなか、ももクロZは秩父宮ラグビー場に降臨した。
東京メトロ外苑前駅から各スタジアムに到る一帯は花火の見物客で溢れかえり、特に駅からいちばん近い秩父宮ラグビー場への路上はぎゅうぎゅう詰め。
秩父宮ラグビー場もスタンドに加えてピッチ部分にアリーナ席が設けられ、大観衆が押し寄せていた。
競演アーティストはSUPER☆GiRLS、CODE-V、U-KISS、2PMの四組。出演の前後をU-KISSと2PMふた組のK-POPボーイズグループに挟まれ、その女性ファン、そして花火目当ての一般客が多数を占めていたが、フェスティバル独特の雰囲気からくる圧力などどこ吹く風。むしろ大きなステージを楽しむかのように、ももクロメンバーはダイナミックに踊り、歌いまくった。
18時20分過ぎから登場したももクロZに与えられた時間は25分。しかもファン以外のオーディエンスも多く、だからだろう、いつもの自己紹介はカット、MCもほとんどなしに全5曲を歌いきった。
夏のお祭りムードを意識してか、1曲目「Z伝説 ~終わりなき革命~」のあとは「みんなでいっしょに盛り上がっていきますよー!」とシンプルに煽り、「ワニとシャンプー」「ココ☆ナツ」と立てつづけに熱唱。特にステージ前方に進出しての「ココ☆ナツ」のサビではももクロファンが座席を離れて集結、モッシュのような状態を醸し出して「ももクロホーム」の雰囲気づくりをサポートしていた。
さらに「座ってる人いっしょに踊ってくれるかなー!」「Chai Maxx行っちゃいMaxxー!」で「Chai Maxx」に突入するに到りパワー全開。ラストは「行くぜっ!怪盗少女」でド派手なアクロバットを披露、未見だったはずの一般客層にも強烈な印象を残し、ステージを後にした。
終わってみれば、神聖かまってちゃんとの対バンで披露した激しい曲中心のストロングスタイル+夏風味+スタジアム対応版という新しいモードを示す結果に。終演後のアリーナ、スタンドから巻き起こる拍手と歓声は本物だった。
ももクロZ史上最大級の会場での熱演は、未来に訪れるドーム、スタジアムライブへの布石となったのかもしれない。
●ももクロメンバーコメント
百田夏菜子:「地元(静岡県)の花火大会にはよく行っていたので、きょうの花火大会を楽しみにしていました。今回のステージはめちゃ大きくて、四方八方にお客さんがたくさんいて盛り上がりましたが、ももクロを知らない人も立ち上がって見てくれたときはすごいうれしかった」
玉井詩織:「いままででいちばん多くの人の前で歌わせていただいてうれしかったです。いつかこのラグビー場でワンマンライブを開いてみたい」
佐々木彩夏:「会場がすごい大きくて、いつも以上に大きく踊って歌うことに心がけました。だんだん暗くなるにつれテンションが上がって楽しかった」
有安杏果:「こんな大きな会場で歌うのはももクロとしては初めてですが、たくさんの人に私たちの歌を聴いてもらえてよかったし、とにかく楽しかった」
高城れに:「ももクロを知らない人もいっしょに盛り上がってくれてうれしかった」
(取材・文=後藤勝)
飛ぶ鳥、落としまくり。
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