「馬鹿ながらに脱原発、声をあげます」深夜に突如、脱原発を叫んだ女優・鈴木杏
俳優の山本太郎は脱原発を訴えて所属事務所を辞めるという強硬手段をとり、以後、精力的にデモに参加し、メディアで訴えているが、「他にも、脱原発派の芸能人は多いようだが、今後の仕事への悪影響を考えたり、事務所が怖くてなかなか声を大にして言えない」(芸能プロ関係者)というのが現状のようだ。そんな現状に一石を投じるような行動をとったのが、子役あがりで演技派と評価される女優の鈴木杏だ。
「Twitterを始めてまだ日が浅いが、フォロワーは約4万8,000人。4日までは普通の書き込みが多かったのに、5日の深夜にいきなり”覚醒”したかのように脱原発の姿勢を強烈に表明した」(スポーツ紙デスク)
おそらく、マネジャーや所属事務所関係者がチェックしていない時間帯を狙ったのか、5日深夜に<原発賠償支援法。なんですか?責任逃れいらないです>と書き込むと、まるでスイッチが入ったかのように<とにかく原発はなくそう。なくしたい>、<頑張ろう!何年、何十年かかるかわからないけど、脱原発!声あげていこう!>と、きわどい書き込みを連発。そして、ついに<私は東京に生まれて東京で育ちました。生まれた時には原発があってそれにあやかって生きてきました。廃棄処分のCMもやったことがありました。今、生まれて初めて後悔というものをしています。私は知らなすぎました。だから、だからこそ、馬鹿ながらに脱原発、声をあげます>と書き込み、自らの立場をハッキリと表明したのだ。
「確かに、鈴木は一時期、原子力発電により廃棄される使用済み核燃料の最終処分や、最高レベル放射性廃棄物処理場の建設・管理など処分事業などを行う原子力発電環境整備機構(NUMO)のCMに出演していた時期がある。鈴木が出演したCMなどを通じて、日本全国の自治体に最大約90億円の交付金を提示して最終処分場候補地の公募。07年1月に高知県安芸郡東洋町が応募したが、町長が単独で応募したのをめぐって賛成派と反対派が町内を二分し、その後行われた町長選によって応募した町長が落選。当選した反対派の新町長が応募を撤回し、計画は白紙となったことがあった。当時、鈴木は事務所が受けた仕事をこなしただけだっただろうが、今になっていろいろ考えることがあったため、今回のような行動に出たのだろう」(週刊誌記者)
脱原発を表明すると、その後は、<東電の社員さんもいると思いますが現地で放射能浴びて作業してるのは東電の子会社の方たちなんです>、<こんな大きな事故が起きてもまだ原発を作ろうとしてるんですよ。こんな多くの悲しみをうんでるのに。それって前進?>などとさらに過激な書き込みをしたうえで、おそらく山本のことを引き合いに出し<彼はクビじゃないんです。自分から迷惑かけるからって自ら辞められたんです。私は辞めないし、事務所もクビにはしないと思います>と断言。さらに、<あたしそんな簡単に潰れない>とかなり強気で、<こんな攻撃的なツイートをしてるのに応援の声が多くて、本当にうれしいです。ありがとう。ほんとうに、ありがとう>とフォロワーに感謝した。
「書き込まれたものは削除されずにそのままになっている。鈴木は一時期、ドラマ・映画・CMと引っ張りだこだったが、綾瀬はるか、宮崎あおいら同世代の女優の台頭で最近は仕事が激減。だから、事務所も放置しているのでは」(芸能プロ関係者)
鈴木は自身のTwitterを「役者です。 『Twitterをみてイメージが160°変わりました。』と言われたことがあります。160°…… お気をつけください。」とPRしているが、今回の脱原発表明を密かに予告していたのだろうか?
杏ちゃん、これから大丈夫かね?
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