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目指せアルバムチャートナンバーワン!

ももいろクローバーZが1st『BAR』発売日に猛ライブ猛街宣そして選挙演説の都内一周!!

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 結成3年、満を持して1stアルバム『バトル アンド ロマンス』(キングレコード)を発売した、ももいろクローバーZ。発売日の7月27日、この日は当人たちにもファンにとってもまさに”ももクロ祭り”。それほどの一大事に、何も起きないはずがない! ももクロメンバーがやってくれたのは、なんと事前告知なしのフリーライブ&東京都内街宣だった!

 新宿駅東口の新宿ステーションスクエアでは12時から30分間のフリーライブを行ったが、「フリーライブをやるとしたら、あそことあそこだろう」という読みもあり、またネット上での情報を丹念に追った結果、催行の情報を得たファンがなんと4,000人も殺到した。

 鉄柵も倒れんばかりの盛況。暴動寸前の熱気も漂うが、もちろんめでたい日の祝祭ムードをファンが自ら壊すはずがなく、ライブは無事完遂された。

 それでもライブを見逃したファンはいたようで、フリーライブ後、ももクロメンバーが乗る街宣車を追ったファンは何度か巻かれ、街宣も含めて”ゲリラ活動”のすべてをキャッチすることはなかなか難しかったようだ。とは言うものの、朝8時に出発した恵比寿から追い続けた強者もいるとか。やはりももクロファンの熱心さ、粘り強さは尋常ではない。

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 この日の順路は以下の通り。

・恵比寿→新橋、銀座、日本橋、秋葉原、神田など都内各所を「ももクロ選挙カー」にメンバー全員が乗っての街宣PR
・新宿東口でのフリーライブ
・原宿、渋谷、青山など都内各所を再び街宣
・東京タワーでプレス向け所信表明演説

 最後のイベントはプレス向けと言いつつも、自力で辿り着いたファン(300人)が弾き出されることはなく、発売日の喜びを分かち合っていた。

 先週涼しかった東京都内はすっかり暑さがぶり返し、この日は完全に真夏日。ファンも報道陣も汗だくで待機する中、ももクロメンバーが街宣車に乗って新宿ステーションスクエアの裏手に到着すると野太い歓声が上がる!

 そして聞こえてきたのは「Z伝説 ~終わりなき革命~」のイントロ! いきなり楽曲に入る辺り、通常のライブではない非日常感が漂う。

 一曲を終えた後は「みなさーん! こーんにーちはー!」と、お昼のあいさつに始まるMCタイム。

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 リーダーの百田夏菜子が「こんなにもたくさん(の方に来ていただいて)ありがとうございます。本日7月27日は、私たちももいろクローバーZにとって記念すべき日となりました。なんと! 今日はファーストアルバムの発売日でーす!」とあらためて告げると、あーりんこと佐々木彩夏が「ということで、今日は本当に突然なんですけど、この『バトル アンド ロマンス』の発売を記念して、ここ新宿ステーションスクエアにて、フリーライブを行いたいと思いまーす! 平日の真っ昼間なんですけど、いつも通り盛り上がっていくのでよろしくお願いしまーす!」と後を継いだ。

 短縮型ライブとあって、いつもの自己紹介はなし。「このまま次の曲に行きたいんですが、みなさん大丈夫ですかー!」「いいかおまえらー! 私たちがももいろクローバーZだー! ここが! この場所が! アイドル界のど真ん中だー!」「いいかおまえらー! ついてこーい!」「絶対倒れるなよー!」と言うやいなや、「D’の純情」「コノウタ」「行くぜっ!怪盗少女」の3曲を熱唱。嵐のように去っていった。

 夕刻の東京タワー(午後4時)も、まだまだ炎天下。しかし陽の光をものともせず、セミがミンミンとうるさい駐車場にて、上に登るとギッコンバッタンと揺れの激しい選挙カーのその上にももクロメンバーは乗り、演説を行った。全員タスキを肩から下げての国政選挙仕様である。当然、コメントも選挙演説風になっていた。

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「私たち、いま会えるアイドル、週末ヒロイン、ももいろクローバーZ”でございます”」

 「ありがとうございます、ありがとうございます」と2度フレーズを繰り返すなど、選挙っぽいトークをかなり研究してきた様子。

 玉井詩織にいたっては「国民のみなさまの笑顔のために、アルバムづくりに誠心誠意を、身を尽くしてまいりました。我々の思いが詰まった渾身の1枚、何卒ご静聴いただけますよう切に願っております」と、堂々たる大人のあいさつっぷり。

 もっとも、有安杏果は「自信を持ってオススメできまーす」と、くだけた感じ。これはこれでよい。

 高城れにが「みなさまのご支援、ご支持で、このアルバムをヒットチャートの一番上に連れていってあげてください。みなさまの清き1枚をよろしくお願いします」と言い、応援弁士を買って出た南海キャンディーズの山里亮太も「みなさまの清き1枚、清き1枚を、どうかよろしくお願いいたします」と頭を下げる中、もし1位にならなかったらどうするか、という質問が。

 百田夏菜子すら「難しい質問ですね」と答えに窮する事態に立ち上がったのは、玉井詩織。

「もし1位になれなかったら髪を切ります」

 えええぇぇぇえええー! 自慢の長髪をばっさり落としてしまっていいものなのか? そもそも、そんなこと言っちゃって事務所的に大丈夫なのか? と誰しもが疑問に思ったが、「自分が切りたいだけではないか?」というツッコミの声が上がると、どうやらそういうことらしい、という空気が辺りを支配。

 玉井詩織も「1位になったら、ご褒美で髪を切ります。1位にならなかったら、ケジメとして、これから頑張るぞという意味で髪を切ります」と、どっちにしても切るんやんけ的なオチを付ける。しかし、マネジャー氏の顔は曇っていたようだ……。

 ゲストと言いつつ、ほとんど「帰れ」コールとブーイングでいじられている山ちゃんだったが、「山里さんはいかがでしたか?」という、ももクロメンバーへの質問が飛び、ようやく見せどころが到来。

 百田夏菜子が、自身に似たコスチュームに身を包んだ山里亮太に対して「いいかげんにしてくんない? 本当に」「どっちが本物か分かんないじゃん」とクレームを付けた末、自己紹介MCをすることになったのだ。

「はち、はち、はち、はち、でこっぱちー!」(ここまでは百田夏菜子オリジナルと同じ)
「東中野のシンデレラと言えば」→「山ちゃ↑↑ん」
「ありがとうございます。東中野商店街すぐ横に住んでいる、ちょっぴりメタボな34歳、山里亮太です。よろしくお願いします!」

 これにはファンも拍手喝采。

 その後もお祝いムードに包まれた夏の東京タワーで、ももクロメンバーとファンの集いはしばらく続いていた。

 選挙活動の結果がどう出るかが楽しみである。
(取材・文・写真=後藤勝)

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最終更新:2013/09/12 11:05
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