ドラマ『チーム・バチスタ3』好発進 もう原作物・シリーズ物しか勝負できない!?
#テレビ #ドラマ #視聴率
作家・海堂尊の医療ミステリー小説をドラマ化した人気シリーズ第3弾『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』(関西テレビ・フジテレビ系)が初回視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好スタート、2話目も手堅く二桁をキープした。
「今クールは、前シリーズが珍しく好調だった上戸彩の『絶対零度2』(フジテレビ系)や、月9初主演の新垣結衣の『全開ガール』(同)が話題をさらっていました。実際、初回視聴率はこの2作品と、シリーズ物の『新・警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)が頭ひとつ抜き出ていましたね」(テレビ局関係者)
ところが、シリーズ物以外で2話目以降に視聴率が伸びないのが、このところのドラマ業界が抱える大きな問題点だという。
「案の定、月9は2話目で一桁になりましたし、前田敦子の『イケメンパラダイス』(フジテレビ系)も同様です。そんな中、安定して二桁を維持できるのはやはり、前作からの固定層がいるシリーズ物なんです」(テレビ局関係者)
そんな影響もあり、テレビ局も原作物やシリーズ物にしか手を出さないのだという。
「そんな中、前クールで大ブレークした『マルモのおきて』(フジテレビ系)は、裏番組があの『仁-JIN-』(TBS系)だったので誰もやりたがらなかった枠なんですが、プロデューサーが好き勝手やった結果が思わぬヒットにつながりましたね(笑)。この『バチスタ』シリーズも、初回のシリーズが平均で13.2%、前回のシリーズが14.4%と、ミステリー物としては十分な数字です。確実に数字が見込める作品として、重宝されてると思いますよ」(広告代理店関係者)
まさに”ミステリードラマ”の代名詞となりつつあるこの作品だが、「実は、すでに撮影はすべて終了してるんです。通常、連ドラは放送中まで撮影を残しておくもので、初回や2回目の反応を見て脚本や設定に変更が加えられる場合も少なくない。ところがこの『バチスタ』シリーズは、前作も放送が始まる前にはすべて撮影が終わっていました。だから、局の中にも、いつ撮影が終わったのか知らない人も結構いましたよ」(フジテレビ関係者)
制作側の自信の表れか、はたまた他に理由があるのか……こちらもミステリーである。
テッパンとマンネリは紙一重。
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