オネエ系の次は熟女系? バラエティーで活躍する熟女女優たち
#テレビ #バラエティ
最近、テレビをつけると、とくにバラエティー・情報番組で、あき竹城が出まくっている。
あき竹城だけではない。スキャンダルをバネにしたような形でいじられる大桃美代子、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーになった萬田久子、さんまの番組で、『あらびき団』(TBS系)顔負けの腹話術芸を披露し爆笑をとった五月みどりなどなど、さらには昨年再ブレークを果たした岡本夏生あたりも含め、熟女、しかも女優系の活躍が目立ってきている気がする。
『アメトーーク!』(テレビ朝日系)での「熟女大好き芸人」も好評のようで、6月放送の400回記念の回で同企画のパート3が放送されたり、『ロンドンハーツ』(同)でも熟女企画が増えていて、熟女とのフィーリングカップル企画が予定されている。
実際のところ、テレビ界で熟女ブームが来ているのだろうか。人気バラエティー番組を手掛ける放送作家は言う。
「来ているかどうかでいったら、間違いなく来てますね。数字が取れていることは確かです。特にあき竹城さんは、『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出たときの乱暴なツッコミの連発がすごく好評で、これがさらに後押ししたところはありますね。それから『アメトーーク』の影響もあるとは思います。熟女を親しみ深くしたというか……」
別のテレビ関係者もこう言っている。
「ここ数年、TBSの『ぴったんこカンカン』で、安住紳一郎アナが熟女女優やタレントに町歩きでムチャぶりに振り回される姿がウケたりしていましたからね。その下地は少しずつできていたとは思います」
かつては野村沙知代やデヴィ夫人など、ズバズバ言う熟女が人気だった時代もあるが、現在人気の熟女とは違いはあるのだろうか。前出の作家はこう見る。
「MCごとズバッとぶったぎるだけではなくて、MCに転がされることで面白くなる人というのが特徴かなという気はしますが。ズバッということでオネエ系とも近そうでいて、ポジションはまた違うんです。熟女ならではの懐の深さや、癒やしを含んでいるというのか」
この「癒やし」の部分が、震災の影響もあってキャスティング面で重要視されているという。
「震災とずっと続く不況で、安心できるキャスティングというのが求められているんです。事実、新しい人気芸人やグラビアアイドルも出てきていない現状もありますが、基本的に今は、新しい人を求めていないところがありますね。だから、ドラマなんかで誰もが知っている女優さんで、しゃべれる人というのは使いやすいですね。テレビをよく見ている人の世代に近かったりすることもまた、親近感がありますし。それぞれの番組に、なんとなくの枠があるんです。グラビア枠とか、オネエ枠とか。そこに熟女枠もあるわけなんですが、そこを今奪い合っている状況ですね。大桃さんのスキャンダルいじりなんかが分かりやすいですが、何かきっかけみたいなものがあると強いですよね」(同作家)
このテレビでの熟女ブームは、しばらく続きそうなのだろうか。
「日本全体の雰囲気が変わっていったらまた変わるかもしれませんが、しばらくは大きな動きはないでしょうね。テレビは世の中の動きを見て動く性質がありますから、しばらくは安心して笑いを届けてくれる熟女の需要は続くんじゃないでしょうか」
オネエに続く大きなジャンルに育っていきそうな気配十分です。
あき竹城さんの画像がなかったので。
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