「SMAPっていったい誰!?」レディー・ガガ映像削除騒動でジャニーズ映像が世界に氾濫中
#音楽 #ジャニーズ #SMAP #レディー・ガガ
先日来日を果たして大ブームを巻き起こしたレディー・ガガ。7月11日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の出演映像がYouTubeの公式チャンネルにアップされたところ、著作権侵害の申し出によって映像が削除されたうえ、一度は公式チャンネル自体がアカウント停止に。15日17時現在、公式チャンネルは再開されたものの、レディー・ガガ自身がツイッターで同映像を紹介していたこともあり、世界的な波紋を呼んでいる。
削除要請を行ったのは、テレビ局やレコード会社からの委託を受けて削除申請を行っているメディアインタラクティブ社。同社は以前、宇多田ヒカルの公式チャンネルのPV映像に対し、誤って削除要請を行い、宇多田ヒカル本人の怒りを買うという騒動も起こしている。
「今回の削除要請はテレビ局からの委託によるものですが、アップ直後に削除要請を出したのは、レディー・ガガと一緒に映っていたのがSMAPだからでしょう。ご存知のとおり、SMAPが所属するジャニーズは、事務所が特別に許可したほんの一部のものを除いて、タレントの写真をネット上で一切公開しない方針をいまも貫いています。そのためウェブ制作の現場では、ジャニーズ所属タレントについては、雑誌の表紙写真やCDのジャケット写真一枚でさえも載せないのが鉄則。今回もメディアインタラクティブ社がそうした事情を忖度し、大慌てで削除要請を行なったと思われます」(ウェブ制作関係者)
著作権保護の観点から見れば、メディアインタラクティブの行った措置は何ら問題ない。実際、レディー・ガガの公式チャンネルはフランスのテレビ局から削除要請を受けた前例もある。もっともフジテレビ側としては、レディー・ガガ本人を巻き込んだ形での騒動は避けたかったのが本音ではないか。
「英語圏のブログやtwitterではすでに話題になっていて、『SMAPって一体誰だ?』という書き込みもあるようです。現時点では事実関係が冷静に議論されていますが、SMAPのように、ネット上での露出を厳しく制限する方針は世界的に見ても異例で、今後話題になっていく可能性もある。ネット媒体関係者の中では、今回の騒動が”外圧”となって、ジャニーズがもう少しオープンになることを期待する向きもありますね」(前出の関係者)
その後も、BBCがウェブサイトで詳しく報じるなど、収まる気配のないレディー・ガガの映像削除騒動。結果的にYouTube以外の動画サイトでも問題映像がアップされる事態となっており、ウェブ上の肖像権侵害に厳しい態度でのぞんできたジャニーズがどんな対応を取るか注目される。
(文=外場林太郎)
そんなに怒るなよ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事