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初回視聴率10.1%、前田敦子版『イケメン☆パラダイス』とは一体「誰得」なのか!?

ikepara.jpgフジテレビ系『花ざかりの君たちへ
~イケメン☆パラダイス~2011』
公式サイトより

 主演・前田敦子の二十歳の誕生日である7月10日、初回が放送された連続ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジテレビ系)。同作は、2007年に堀北真希が主演を努め、平均視聴率20%を超える回もあった人気作『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(同)のリメイク版としてキャストを一新。「高視聴率ドラマのリメイク」「国民的アイドル・前田敦子が主演」「世間は現在もなお、イケメンブーム」という好条件をそろえながらも、初回平均視聴率は前作を大きく下回る10.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)に留まった。

 当然ながら堀北版と比較されてしまう前田版だが、放送前から「キャストが地味過ぎる」「4年しか経ってないのにリメイクを作る意味が分からない」など、心配や疑問の声が上がっていた。それもそのはず、このドラマのキモであるイケメンの顔ぶれを見てみると、前作は『花より男子』(TBS系)で既にブレークしていた小栗旬をはじめ、水嶋ヒロ、生田斗真、城田優、岡田将生、溝端淳平……と、今や主役級の俳優がズラリ。一方、今作はというと、映画『BECK』『大奥』など出演作には恵まれているもののなかなかブレークに至らない中村蒼をはじめ、三浦翔平、桐山漣、柳下大(D-BOYS)と地味な印象は否めない。

 また放送後、ネットの巨大掲示板には4年前の堀北真希と前田敦子を演技力や容姿などあらゆる角度から比較するスレッドが乱立。あんまりな前田の評判に、「何で前田はこのドラマを引き受けちゃったんだよぅ……」と半泣き状態で嘆くファンの書き込みまで見受けられた。

 初回を見た人々の評判を見る限り、今後、何かしらの起爆剤がない限り、悲しいかな視聴率は期待できないであろう『花ざかりの君たちへ2011』。これから3カ月に渡り4年前の堀北と比較され続ける前田敦子、同様にかつての小栗旬や水嶋ヒロと比較されるイケメンキャストたち、視聴率に肩を落とし安易な企画に後悔を余儀なくされるテレビ局、そして「なぜ今、このリメイクを?」という疑問にモヤモヤしながらドラマを提供される視聴者……と、現時点では一見、誰も得をしていないように見えるが、最終回までに起死回生はあるのだろうか? 今後の展開を見守りたい。
(文=林タモツ)

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最終更新:2018/12/11 15:44
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